艶話 No.3
@イタリアン
薬食材 にんにく
La
qualita` del'aglio
3000年前から薬的な意味も知られていました。 |
イタリアでは、どんな時でもにんにくが必ずといってもいい程使われ、それだけでもおいしいお料理に仕上がります。この加減によっては、とってもアフロディズィアカ(官能的)な食材になるのです。
3000年以上前から食べられている魔法の食材
にんにくは、古い所でエジプトで発見されています。その後、地中海地方に渡り、イタリアにも伝わり、ポピュラーになりました。
にんにくの取り入れられ方としては、基本的には、病気の予防。
例えば、肺や気管支などの呼吸の問題から、消化に関する胃腸の問題まで、にんにくひとつで解決されてきました。というのもにんにくは体内のばい菌を殺すという殺菌作用もあるからです。
そもそもにんにくは切るとアリシンという成分が発せられ、いわゆるこれが臭みの成分なのですが、臭いだけでなく、これが殺菌作用もあるとされています。
コレステロールや中性脂肪、心臓病などにも有効であるとされ、血液をサラサラにする要素もあるのです。
にんにくは、一般的に病みやすい身体の部位に、即効性をもって効くと信じられていました。これは、今でもにんにくの効用として伝えられています。
アーリオ オーリオ エ ペペロンチーノ
イタリアでは有名な料理の一つがアーリオ オーリオ エ ペペロンチーノ。訳せば、アーリオ(にんにく)、オーリオ(オリーブオイル)、エ(と)、ペペロンチーノ(唐辛子)。つまりにんにくと唐辛子のオリーブオイル炒めのパスタ料理になるのです。これはイタリアでは、体調を崩したときなどに食べますが、ポイントはにんにくの量で、これにより体調をコントロールします。そして病中、消化不良であっても、シンプルにパワーをつけ、にんにくの成分によってばい菌を殺し、体調を回復へ向かわせるというものです。
これを元気な状態な人が食べると、さらに元気に。パワーを必要とすれば、にんにくの量を多めに摂り、コントロールをします。つまりこういったことが、いわゆるアフロディズィアカ(官能的な)食材になるのです。
いつもよりちょっと色艶を食事でとりたい場合、少しにんにくの量を多めにして使ってみてはいかがでしょうか?
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