イタリアンの基本/イタリアンの基本関連情報

トマト、オリーブ、バジリコ風味イタリア式冷製パスタ

忙しい時、疲れている時に最適のイタリア式冷製パスタ。決め手はソース作りです。日本ではあまり紹介されないイタリアならではのパスタ料理です。

沈 唱瑛

執筆者:沈 唱瑛

イタリアンの基本ガイド

真夏のワンプレートごはん vol.3


ピアットウニコを手早く作るために、パスタは結構面倒だったりします。
イタリアのピクニックシーンでパニーニ以外にパスタを持ち合わせる場合や、ブッフェランチなどでパスタを提供する場合、冷めても美味しく食べられるパスタがあります。一番多いのがラザニア。でも軽く食べたい時にはちょっとヘビーですね。
そこでイタリア式の冷製パスタがあります。

イタリアではそもそも日本の「そーめん」のように、茹でたパスタを水で洗ったりして冷まして食べることはまずありません。
実際にイタリアで冷製パスタをオーダーしたところで、出てくるのはぬるいパスタ。ぬるいからといって放置していたわけではありません。ここにはソースにポイントがあります。ソースを冷たくしておき、茹で上がったパスタに絡ませるとちょうど良いぬるさになるのです。

しかし日本には「冷製トマトのカッペリーニ」という有名な冷たいパスタメニューがあります。日本のレストランには「冷たいパスタ」を断るお店も数軒ありますが、それはイタリア料理を忠実に提供していきたいというお店の気持ちから、イタリアでは冷たいパスタを食べないと言う習慣を伝えたいがため。

ちなみに全く冷製パスタがイタリアで食べられないという訳ではありません。こと「冷製トマトのカッペリーニ」のようなパスタは、日本からイタリアに逆輸入したメニューとさえ言われています。Nuova Cucina(ヌォーヴァクッチーナ:新イタリア料理)などでは、提供されることもあります。

今回はイタリア式の超簡単な冷製パスタ料理を御紹介します。
食欲がない時でも、頂きやすいメニューです。

ミニトマトとオリーブのファルファッレ
Farfalle con pomodorini e olive nere alla veloce


【分量】2人分
【材料】
ファルファッレ………………
…160g
ミニトマト………………………15~20個
ブラックオリーブ(種なし)…10~15粒
バジルの葉………………………4枚
にんにく…………………………1/2片
EXVオリーブオイル…………大さじ4杯
塩………………………………ひとつまみ
こしょう………………………適宜

【作り方】

 

  1. 横半分に切ったニンニクをボウルにまんべんなく擦りつける。
  2. ミニトマトはヘタをとり、横半分に切る。ブラックオリーブは横3枚程度の輪切りにする。

  3. 2を1のボウルに入れ、塩、こしょうをし、オリーブオイルを回しかけ和える。
  4. たっぷり目の湯に塩をし、アルデンテにパスタを茹でる。
  5. 2に刻んだバジリコを加え軽く混ぜ、4のパスタを手早く和えて皿に盛る。

【ポイント】

 

  • ソースは汁気を出すために、パスタを茹でる間、冷蔵庫に入れておくことをオススメします。
  • 温かくなくても美味しくいただけるので、お弁当やピクニックにも重宝します。
  • ミニトマトの酸に合わせて、塩加減を調節します。
  • ファルファッレがない場合、ペンネなどのショートパスタでも美味しく頂けます。

ピアットウニコに仕上げるためのチキンのグリル オレガノ風味を合わせてはいかがですか?

 

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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