パンジーの育て方
あの独特なブロッチが無いタイプや、花弁がフリルのようになった品種など様々ある |
「パンジーって人の顔みたいで苦手…」という方もいらっしゃるようですが、現在はあの顔のように見える「ブロッチ(目)」が無いタイプもたくさん出回っています。
花色、花姿が豊富なパンジー、ショップで好みの花を選んで買いましょう。苗を選ぶ時のポイントは、いつもと同じです。
- 株元がしっかりしているもの
- ヒョロヒョロよりズングリと生育したもの
- 蕾がたくさんあるもの
- 病害虫がついていないもの
購入した苗は、花壇やコンテナなどに株間を充分とって植えつけます。秋の植付けは10月~11月までに行い、寒さがくる前に充分根を張らせておきましょう! 日光を好むので、日当たりが良い場所で管理します。日照不足になると、徒長したり花つきが悪くなりますよ。
水やりは、鉢植えの場合は表土が乾いたらたっぷり与えます。 花壇の場合もあまり乾燥が続くようであれば、土の具合をみて水やりしましょう。ただし早朝や夕方の水やりは、土が凍ってしまう原因になります。午前中、少し気温が上がってきてから、水やりしましょう。
パンジーは、花期が長い植物です。春になると次から次へと花を咲かせて楽しませてくれますが、その分栄養も必要となります。肥料不足になると、葉色や花色が褪せ、花つきも悪くなります。7~10日に一度の割合で1000倍に薄めた液肥などで、追肥してあげましょう。(冬の間は肥料は控えます)
また、ショップには「パンジーの肥料」と銘打った商品もあります。こちらは、適宜記載されている分量で施肥してください。なお、花が咲き終わった花がらは、種ができないよう早めに花茎ごと摘み取りましょう。
【種から育てる】
パンジーの種は小さいが、爪楊枝の先などを使って点まきにした方が後々管理しやすい |
発芽適温は15~20℃、種まき後一週間程度で発芽しはじめます。芽が出たら適宜間引きするとともに、徐々に慣らしながら日に当ててあげましょう。
本葉が2~3枚になったら、3号ポットに移植して株を充実させます。ポットに移植した苗は、寒さが来る前(10月頃)には定植して、根を張らせます。品種によって開花時期は異なりますが、晩秋の11月~翌春遅くまで花を咲かせることができます。
この春は「バレンタインの花」というちょっとロマンチックな逸話もそえて、花壇の彩りや寄せ植え、ハンギングと、もっともっとパンジーを楽しみましょう!