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砂漠に生息する蛇……サハラツノクサリヘビの基本情報を解説

今回は、サハラツノクサリヘビの基本情報を解説します。サハラツノクサリヘビは、角を持つ姿と、砂漠の砂中に身を潜める姿がよく知られているサハラ砂漠に生息するクサリヘビ科の毒ヘビ。砂中に身を潜めてさまざまな動物を襲ってエサとしているようです。

執筆者:星野 一三雄

サハラツノクサリヘビの基本情報

サハラツノクサリヘビの基本情報と飼育方法

ジャパンスネークセンターの展示個体

サハラツノクサリヘビ
学 名Cerastes cerastes別 名:-英 名:Desert Horned Viper分 布:アフリカ北部(エジプト、リビア、チュニジア、アルジェリア、モロッコ、モーリタニア、マリ、ニジェール、スーダン)、シナイ半島(イスラエル)、アラビア半島(サウジアラビア、オマーン)全 長: 30-60cm 最大 85cm

角を持つ姿と、砂漠の砂中に身を潜める姿がよく知られているサハラ砂漠に生息するクサリヘビ科の毒ヘビです。

分布が広いため以下のように4亜種に分けるのが一般的であるようです。

  • Cerastes cerastes cerastes ・・・基亜種。他の3亜種以外の分布域
  • C. c. karlhartli エジプトツノクサリヘビ・・・エジプト南東部、シナイ半島
  • C. c. mutila アルジェリアツノクサリヘビ・・・アルジェリア南西部、モロッコ
  • C. c. hoofieni ・・・アラビア半島の個体群
体色は淡い褐色で黄色みがかったり、ピンク色がかったりしていますが、背面に暗色の斑紋が並びます。形態の最大の特徴は、目の上にある角状に発達した突起で、オスの方が大きくなります。しかし、この角は思ったほど硬いものではなく、軟らかいようです。これまでのところ、この角の用途はよくわかっていないようです。

生息環境は基本的に非常に乾燥した砂漠ですが、オアシス周辺などにも生息しています。また岩が多い場所では岩の陰などでも見かけることがあるようです。

移動するときは、いわゆるサイドワインダーで横滑り運動で移動します。砂中に身を潜めてさまざまな動物を襲ってエサとしているようです。

繁殖生態は卵生で、8-23個の卵を産み、50-80日ほどで孵化することが知られています。また孵化した幼体は小さく、12-15cmほどだそうです。

毒はそれほど強くないとされていて、LD50は0.4から3.0mg/kgとされているようです。

角がある毒ヘビ...本音を言えば、ムチャクチャ、カッコイイですよね。いや、飼わないけど。

動物愛護法による「特定(危険)動物」に指定されており、飼育に際しては都道府県知事の許可が必要ですが、まず許可はおりません。

赤っ恥をかかない程度の知識
  • 名前の通りサハラ砂漠を中心に分布する
  • 角を持っている
  • 4亜種に分けられている
  • 毒はそれほど強くないらしい
  • 卵生

 

サハラツノクサリヘビの飼育方法

飼育は勧められないので飼育情報は掲載しません
※解説海外サイトを参考にしました。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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