全国の両爬飼育初級者の皆様、こんにちは!三種の神器の概説を終えた「コトハジメ」もいよいよ新展開です。今回からはケージ内の「アクセサリー(?)」をいろいろ考えてみましょう。
ケージも準備した。保温もおっけー。照明も理解して完璧に設置できそうです。さて、次は?目の前の空のケージを見てみましょう。何の色気も自然な感じもない殺風景な「床」が見えますよね。そうです。ケージの床に敷物をしましょう。でも、何を敷きましょう?今回は、意外に軽く見られがちな「床材」にCloseUpです。

▼床材を敷くと言うこと

なぜ床材を敷くのでしょう?もちろん見栄えの問題もありますが、多くの両爬たちはいわゆる「はいずりモノ」です。つまり、彼らは常に大地と接して生きているわけです。ですから、飼育下においても、何らかの敷物はあった方がより、彼らの真の姿に近づけそうです。

また、床材には大きな役割があります。それは「爪がかり」になるということです。何の床材もないガラス水槽のガラスの床の上にカナヘビを置いてみましょう。彼らはひどく歩きづらそうにジタバタしてしまうはずです。彼らはしっかりと大地に爪を立てて動き回っているのです。手足のないヘビだって、こう言った運動の支点になるような床でないと動きにくくなります。

また、爪を立てて動くことによって「爪が伸びすぎるのを防いでいる」ことも大切なポイントです。爪が伸びすぎると、折れて重大なケガにつながる恐れもありますから。
さらに床材は「保湿」に利用もできますし、もちろん穴を掘ったりして「シェルター」として利用されたり、糞などの排泄物を吸着して掃除の助けになったり、とまさに両爬飼育では無視できない存在なのであります!

▼床材いろいろ

さて、床材と一言で言ってもいろいろなものが飼育には使われています。
その素材に注目すると、以下の三種類に大別されます。

土砂系
植物系
人工物系

「土砂系」は「」「」「砂利」などです。最近は雰囲気を重視した専用のモノも売られています。「砂漠の砂」などは乾燥系のヤモリやトカゲの生息地をイメージできる床材です。また、土砂系の床材はほどよい湿度を保つことによって、彼らが穴を掘ったりできるのも魅力です。園芸用の「赤玉土」は色によって湿度を知ることができるので、両生有尾類の飼育にはもってこいです。

植物系」は植物を原料とした床材です。「ピートモス」は園芸用ですが保湿性に優れています。「ヤシガラ土(パームピート)」は園芸用として圧縮されて売っていて、水で戻すと膨張するので使いやすいです。「ミズゴケ」も園芸の世界ではおなじみですが、優れた保湿性で重宝します。「ウッドシェイブ」はいわゆる「おがくず」ですが、小動物用や爬虫類専用のモノが多く売っています。ヘビ飼育に好まれて使っています。最近ではハムスターなどの小動物飼育が盛んなので「干草」「コーンカブ(とうもろこしの芯を粉砕したもの)」など、さまざまなモノが流通しています。
いわゆる「アク」や「塩分」などをしっかりと抜いている商品を選ぶようにした方がよいでしょう。

人工物系」は天然素材ではない床材です。ヘビ飼育によく使われる「」はケージの床に敷いて、汚れたらそのままゴミ箱にポイできる便利で手軽な床材。「人工芝」は見た目もきれいで定期的に洗ったり、干したりすれば何回も使えます。爪がかりもよく餌と間違えて食べてしまうような種類でなければ、とても便利です。