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チャコガエル!爬虫類の基本的な知識と床材や餌など飼育方法
撮影協力:Endless Zone
 

チャコガエルの基本情報

学 名Chacophrys pierotti別 名:-英 名:Chaco Horned Frog, Lesser Chini Frog 分 布:南米チャコ地方(アルゼンチン北部、ボリビア、パラグアイ)全 長:50-70mm前後 

一見、あるいは例えとして「角のないツノガエル」みたいに言われる南米の乾燥草原帯であるチャコ地方に生息するユビナガガエル科の1種です。本種が属するChacophrys 属は本種のみの1属1種です。

頭部は大きく、確かにベルツノガエルの角がなくなってしまったようにも見えますが、海外のサイトなどで自然下での写真などを見ると、思ったよりは頭部は小さく四肢も細長いため、むしろジムグリガエルの仲間などに見えます。色彩にも変異が多く、写真の個体は緑色が非常に鮮やかですが、一般にはもっと褐色の斑紋が多く地味な感じです。

チャコ地方は乾燥した草原と開けた森林が広がっている環境であるため、本種もそのような環境で生活していて、雨季には繁殖のために地表に出てきますが、それ以外の時はほとんど地面に潜って生活しているようです。特に乾季には、夏眠をしているようです。

雨季の間に繁殖を行い、水場に集まり一斉に産卵を行うようです。メスは500個ほどの卵を産むと言われています。

ツノガエルほどは貪欲ではなく、昆虫類を中心に食べているようです。

日本では、比較的名も知られていて人気が高いのですが、どうやら海外ではそれほど注目されていない種類のようで、海外のサイトなどを見ても、詳しい情報が見つかりません。

なんでも一時期はベルツノガエルとバジェットガエルのハイブリッドと言われていたこともあるようで、短絡的なような気もしますがなるほどと、妙に納得してしまいます。

コロコロした体型と大きな目、きれいな緑色の体色と魅力は多いのですが、飼育下でも床材に潜っていることが多く、あまり飼育していても楽しそうではないような感じですね。

本当に、ときどき、忘れた頃にドバっと流通するカエルですから、飼育してみたいと考えているならばチャンスを逃さないようにしましょう。


赤っ恥をかかない程度の知識
  • 南米のチャコ地方に分布
  • 基本的に地中性
  • ツノガエルとバジェットガエルの雑種と思われていた時期があった
 

チャコガエルの飼育方法

飼育の基本情報
≪飼育容器≫    
脱走できない構造で床面積がカエルの二倍程度の広さであればよい。フタをしない場合は高さが必要。

≪温度≫    
24~28℃程度に保温。ケージ下面からシートヒーターで保温すればよい。

≪照明≫    
必要なし

≪床材≫    
ヤシガラ土や腐葉土、水苔などを組み合わせて湿度をコントロールできる素材のものを厚めに敷く

≪容器内レイアウト≫    
水容器とシェルターを設置

≪餌≫    
昆虫が中心

≪基本的な世話≫    
地表性カエルの飼育
  • あまり大食いではないようなので餌の与えすぎに注意する
  • 給餌間隔は週1から10日に1回程度
  • 床材を飲み込まないように餌は必ずピンセットで与える
  • 成体には餌の与えすぎに注意する
  • 定期的な床材の交換を怠らない

※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド カエル2(誠文堂新光社)」「アクアリウム・シリーズ ザ・カエル(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。


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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。