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トウブレッサーサイレン
画像提供:Endless Zone

レッサーサイレンの基本情報

学 名Siren intermedia別 名:ドワーフサイレン(ドワーフサイレン属Pseudobranchus と混称)英 名:Lesser Siren, Two-legged Eel, Leconte's Mud-Eel 分 布:アメリカ合衆国の東部(ミシガン州からフロリダ州、西部はテキサス州まで)、メキシコ北部(ベラクルス州)全 長:18-69cmm

アンフューマと並んでよく知られたウナギのような姿の有尾類です。

アンフューマによく似ていますが、前者が四肢があるのに対してサイレンは前肢しかありません。

サイレン科には本種の他にドワーフサイレンPseudobranchus 属に2種、また本種が含まれるサイレンSiren 属に別種である大型のグレーターサイレンがあります。本種はちょうどドワーフサイレンよりも大きく、グレーターサイレンよりも小型の中型種ということになります。

本種には以下の3亜種があるとされています。

  • トウブレッサーサイレンSiren intermedia intermedia・・・基亜種。アラバマ州中部からヴァージニア州南西部
  • セイブレッサーサイレンS. i. nettingi ・・・テキサス州からアラバマ州
  • リオグランデレッサーサイレンS. i. texana ・・・リオグランデ川下流域
上の画像はトウブレッサーサイレンですが、今後他亜種の画像が入手できるかどうかわかりませんので、ここでは種としての説明をします。

前肢に4本の指があり、比較的しっかりとした構造になっています。また外鰓は生涯にわたって存在しますが、幼生時は非常に大きく成長すると3対だけになります。また目にはまぶたはありません。

アンフューマ同様、池や沼、細流、湿地など非常に多様な水環境に生息しています。また水が干上がってしまうような場合でも、繭のようなものを作って泥の中で夏眠を行います。また声を出してコミュニケーションを行うことも知られており、危険が迫ると鳴くようです。

夜行性でさまざまな動物質のものを食べています。昼間は水底の穴の中などに隠れています。また雨の時などは陸上を這って移動することもできるようです。

野生での繁殖生態はよく知られていないのですが、卵生で早春に産卵を行うようです。メスは抽水食物の根元などに150-300個ほどを産卵し孵化するまで保護するようです。卵の大きさは2.5-3mmで、孵化直後の幼生の大きさは11mmだそうです。

しかし、まあその生態はわかればわかるほど魚類、特に肺魚やウナギと何が違うのかというほど似ています。よくもまあ、昔の人たちは魚類に分類しなかったモノです。たぶん、魚の一種と思われていたこともあったに違いありませんが。これも適応放散の一つなんでしょうか。

グレーターサイレンやアンフューマよりは飼育もしやすいようですが、あまり頻繁に流通している生き物ではありませんし、あんまり両生類を飼育している、という実感はないんでしょうねー。いや、私もこういうのは好きなんですけど。

赤っ恥をかかない程度の知識
  • アメリカの東側に広く分布
  • 最大70cm程度
  • 中型のサイレン
  • 前肢しかない
  • 指は4本
  • 水中で繁殖を行うが、詳しくはわかっていない
 

レッサーサイレンの飼育方法

飼育の基本情報
飼育容器 フタがしっかりとできる水槽やプラケース。60cmクラスの大きさが必要
温度 特に低温を維持する必要はない。夏場は通気性などを確保することで過度の高温にならないようにする。冬場も特に保温の必要はない
照明 特に必要なし
ろ過 可能ならば観賞魚と同様のフィルターがあればいいが、まめに水を取り替えるのならば必要ない
床材 特に必要ない
容器内レイアウト 陸場は必要ない。水中に円筒形のシェルターを入れる。塩ビ管などが手軽で良い
食べるのならば水棲ガメ用のペレット状またはスティック状の配合飼料がいい。その他に魚類、エビなどさまざまな水生生物や昆虫類、ピンクマウスなどを与えてみると良い。給餌間隔は1週間に1回程度でよい
基本的な世話 水生有尾類の飼育方法であるが、特に
  • 皮膚病に注意
  • 餌の食わせすぎに注意する
  • 脱走に注意する
  • など
※「飼育の基本情報」は「ビジュアルガイド イモリ・サンショウウオの仲間(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。