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ミシシッピドロガメの基本情報・飼育方法……初心者にもおすすめ!

今回は、ミシシッピドロガメの基本情報・飼育方法をご紹介いたします。ミシシッピドロガメは、頭部側面に2本の明色のラインが入ることが特徴。大きさも大きすぎず、小さすぎず、飼育も容易ということですから、初心者にもイチオシできる水生ガメの一つです。

執筆者:星野 一三雄

ミシシッピドロガメの基本情報

ミシシッピドロガメの基本情報・飼育方法

撮影協力:aLive

ミシシッピドロガメ
学 名Kinosternon subrubrum hippocrepis別 名:-英 名:Mississippi Mud Turtle 分 布:アメリカ合衆国南部(メキシコ湾岸ミシシッピ川流域)甲 長:70-125mm

アメリカ合衆国東南部に広く分布するトウブドロガメKinosternon subrubrumの亜種の一つで、もっとも日本で目にする機会が多い亜種でもあります。

トウブドロガメの分類に関してはペンシルバニアドロガメの項を参考にしてください。

本亜種は、頭部側面に2本の明色のラインが入ることが特徴とされていて、真贋論争がある他2亜種とは比較的区別はしやすいようです。

その他の生態等はペンシルバニアドロガメと、ほぼ同様であるようです。

前述したように、トウブドロガメの3亜種のうち、もっとも国内での流通量が多い亜種で、比較的安価で入手もしやすいようです。

大きさも大きすぎず、小さすぎず、飼育も容易ということですから、初心者にもイチオシできる水生ガメの一つです。ただし、逆にいうと国内での自然帰化の可能性は非常に高いということですから、あまり安価で、かつ大量に流通すると、目をつけられてしまうようなカメでもありますから、十分な注意が必要です。

しかし、なんとかの一つ覚えみたいに、いつも同じコトを書いてしまいますが、やっぱりニオイガメやドロガメの仲間は本当にイイと思ってしまいます。書いていて、どんどん魅力が出てきます。マジで。

赤っ恥をかかない程度の知識
  • USA南部のメキシコ湾岸からミシシッピ川流域で普通のカメ
  • 3亜種に分けられているトウブドロガメの亜種
  • 国内でトウブドロガメと言えば本亜種を指す場合が多い
  • 飼育はしやすい
  • コンスタントに流通する
  • 頭部の2本の明色ラインが特徴
 

ミシシッピドロガメの飼育方法

飼育容器
60cmクラスの水槽で飼育可能。

温度
特別な保温は必要なし。幼体では冬期には保温した方がよい

照明
爬虫類専用の紫外線入りの蛍光灯を設置

ろ過
できれば、外部式フィルターと上部フィルター

床材(底砂)
特に必要なしだが、食べられない程度の大きめの小石を配すると落ち着くらしい

容器内レイアウト
水深は深くてよい。陸地は大きいものは必要ないが浅い場所を作るとよい


肉食だが配合飼料中心で構わない。巻き貝・ザリガニ・小魚なども好まれる

基本的な世話
いわゆる水生ガメの飼育法ポイントは
  • 水質の悪化に注意
  • など
※「飼育の基本情報」は「ミズガメ大百科(マリン企画)」「爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ1(誠文堂新光社)」、海外サイトを参考にしました。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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