クリーパーNo.42
さて、そんなクリーパーの最新刊であるNo.42が6月1日に発売になりました。どんな内容なのか、ちょっと覗いてみましょう。オオニオイガメ亜科
すっかりクリーパーの顔となっているカメのグループごとの解説は、オオニオイガメ亜科です。つまりハラガケガメとかジャイアントマスク、サルヴィンという面々の分類、生態などが、もう日本国内ではこれ以上の情報は得られないだろうというくらいの濃さで紹介されています。いや、まだ詳しくは読んでないんですけどね。その他にもカメ関係は、なんか新しく記載されたらしいマクロケロディナ属の一種アゴヒゲナガクビガメというのの紹介とか、プラテミスことヒラタヘビクビガメの繁殖報告とか。
もちろん、特集にちなんでオオニオイガメの仲間の飼育者紹介もあります。
クリーパーの飼育者紹介は、かなり細かい飼育環境まで紹介があって、絶対に参考になるはず。
その他
前回から開始された連載として、CREEPER PHOTO GALLERYと銘打たれたフォトエッセイはヤドクガエルの第一人者である松園純氏によるヤドクガエルの紹介と、専属カメラマンである川添宣広氏のマレーシア紀行の第1弾でミツヅノコノハガエルが紹介されています。さらに、最近、グングンとその知名度が急上昇中の新鋭・相原和久氏による「餌昆虫の飼育と繁殖について・第6回」は「ミルワーム」がテーマ。ちょっと私も最近は休んじゃっている餌動物の飼育繁殖記事に、そのままいただけてしまう内容です。
何よりも
しかし、なんといっても今回のクリーパーで、私が胸をときめかせながら読んだのは、神・高田榮一先生の「コモド島初探検」の紀行記です。これはかつての名著「蛇・トカゲ・亀・ワニ-よみもの動物記-」にあったものの再掲載だそうなんですが、やっぱり未開の地のフィールド記は大好きです。
私も、いつか読書の方がドキドキと胸をときめかせるようなフィールド記を書けるようになりたいです!
と言うわけで、ビバリウムガイドとは、ちょっと違ったエッセンスが詰まったクリーパーは、日本の両爬ファン必携の雑誌なんです!
これまで「字が多くて、なんだかなぁ...」って思っていた皆さんも、ぜひこれを機会に購入をしてみてはいかがでしょう?
次回は、8月1日に発売予定です!
<関連サイト>
クリーパー 公式サイト