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ヒョウモントカゲモドキ"マックスノー"!爬虫類の基本情報と飼い方

お待たせいたしました!ヒョウモントカゲモドキの第4弾です!何といってもここ最近の大ヒット品種マックスノーです!

執筆者:星野 一三雄

<目次>
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ヒョウモントカゲモドキ

ヒョウモントカゲモドキ

撮影協力:やもはち屋(於:ぶりくら市2007)

ヒョウモントカゲモドキ"マックスノー"の基本情報

学 名Eublepharis macularius別 名:レオパードゲッコー、レオパ英 名:Leopard Gecko "Mack Snow"分 布:イラン、イラク、アフガニスタン、パキスタン、インド西部全 長:20-28cm
一部のレオパファンが、ずっと待ちこがれていた白系レオパの主流になるであろう品種です。

本品種は黄色や赤と言った、黒以外の色素の発色が非常に少なく、黒斑部以外はほとんど白色というかモノトーンになる「スノー」タイプです。

これまでも白っぽい品種の作出は試みられていたのですが、基本的に「体色が白っぽい」個体を選別交配して作られていました。

しかし、アメリカのブリーダーであるJohn Mack氏によって、これまでと全く異なる血統として白い品種が作出され、「Mack氏のスノー」ということで「マックスノー」と呼ばれるようになりました。マックスノーは、まだ若干の黄色みが残るのですが、マックスノー同士を交配させて得られる「マックスーパースノー」は、ほぼ純白に近く、今後は他の品種と交配させることでさらなる新しい品種の作出が期待されています。

他の血統の「白い」品種と決定的に異なるのは、マックスノーの形質は「共優性」と呼ばれる遺伝子によって表現されていることです。つまり、基本的に劣性遺伝である他品種と異なり共優性ですので、確率が低い劣性ホモでなくてもスノー形質が引き継がれることです。

ま、ちょっと難しいのですが、とにかく夢であった白いレオパが私たちの前に姿を現した、と思ってくれればいいわけです。さすがレオパで、登場した直後はものすごく高価だったのですが、ここ最近ではかなり安くなり入手しやすくなりました。

その他の生態等の情報はノーマルレオパの項を参照して下さい。
 

赤っ恥をかかない程度の知識

  • スノー系は他にアーバンゲッコー系、アルビー系などがある
  • 本品種は共優性で遺伝する
  • マックスノーは黄色が少し残る
  • 本品種で交配するとマックスーパースノーが得られる
 

ヒョウモントカゲモドキ"マックスノー"の飼育方法

飼育の基本情報
≪飼育容器≫    
小さめのプラケースでよい。通気はしっかりと行えるように工夫すること。

≪温度≫    
基本の温度を25℃、ホットスポットが30℃、夜間は20℃程度まで下げる。飼育容器の床面の半分程度をフィルムヒーターを敷くことによって保温する。

≪照明≫    
特に必要なし

≪床材≫    
食べてしまっても無害の細かい砂などを敷く。カルシウム粉末をそのまま敷いても良い。

≪容器内レイアウト≫    
シェルターと水容器を設置する。

≪餌≫    
コオロギ、ミールワーム、ジャイアントミールワームなどの昆虫類、ピンクマウス。サプリメントは必須

≪基本的な世話≫    
  • いわゆる乾燥系地表性ヤモリの飼育方法
  • 朝に霧吹きをして水分を摂らせる
  • 過度に乾燥させないようにする
  • オス同士を同居させない
など
※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」「ゲッコーの本(リアルエステイト研究所)」と海外サイトを参考にしました。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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