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モリイシガメ
写真提供:水生ガメ愛好家

モリイシガメ

学 名Glyptemys insculpta ※旧学名としてClemmys insculpta も使われている別 名:-英 名:Wood Turtle 分 布:北アメリカ北東部(カナダ南東部からアメリカ合衆国北東部)甲 長:13-23cm 最大 24cm

水生ガメとして、もっとも北方である北アメリカ北東部を分布域とする陸生が強いヌマガメです。

背甲は明褐色から黒褐色であり、各甲板に黒色の放射状の模様が入ります。腹甲は黄色で、各甲板に方形の黒色の斑紋が入ります。頭部は黒色で大きく、頚部および四肢の地色は暗褐色ですが黄色から明るいオレンジ色に染まっている場合が多いです。

水場から非常に離れた場所で発見される場合もあるようですが、基本的には小川や湿地の近辺で生活しており、それらの環境を持っている森林や耕作地周辺で見かけることができます。

昼行性で小さな水場などで日光浴を行うことが多く、森林では倒木に登ったりと立体活動が得意であると言われています。多くは10-11月から翌4-5月まで冬眠を行います。

自然下では生後14-18年ほどをかけてオスで18-20cm、メスで15-18cmほどの甲長になると性成熟し、冬眠後に交尾して多くは6月くらいに産卵を行います。メスは1年に1回だけの産卵を行い、卵数は4-18(通常は7-11個の範囲)個を産みます。卵の大きさは27-49×19-26mm程度で70-80日程度で孵化に至ります。孵化した幼体は甲長が30mm程度で、やや色は薄いものの、ほぼ親と同じような配色です。

食性は雑食で動物性のものから植物性のものまでさまざまなものを食います。

体色などは決して派手で目立つわけではないのですが、いかにも日本人好みの渋いカメと言えるでしょう。また北方系ということで日本でも周年の屋外飼育が可能で、繁殖まで狙うことができます。また活発で非常に頭が良いカメであることで知られており、もっともペットとして優れているカメと言えます。そのため、日本では大変人気が高く、かつては比較的安価で大量に流通していました。しかし、そのための捕獲圧と生息環境の減少が原因で個体数が激減してしまい、現在は厳しく保護されています。ですからほとんど輸入されることもなく、流通量が少ないため非常に高価なカメになりました。

国内でも多くの方が飼育されていますが、成熟まで年数がかかるからか、なかなかCB個体が流通しません。

私も、いいなーなんて思って興味を持った時には、すでに遅しでとてもじゃありませんが手が出ませーん。

CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種

赤っ恥をかかない程度の知識
  • 北アメリカの北部に分布
  • 流通量が非常に少ないが、人気が高いため非常に高価
  • 非常に頭が良く、活動的で立体活動も得意らしい
  • 飼育自体はそれほど難しくない
  • もっとも国内でのCB化が期待されるカメ
飼育の基本情報
飼育容器大きさによって60~120cmクラスの水槽や衣装ケースなど。理想は屋外での放し飼いなど
温度特に必要なし。屋内での飼育ではホットスポットを設置
照明屋内ならば紫外線入りのバスキングランプが必要
ろ過水場が小さいので必要なし
床材(底砂)特に必要なし
容器内レイアウト幼体時は背甲の高さの2倍以内の深さの水場を広くとるが、成体は陸生が強いので全身が入る程度の水場を設置すればよい
配合飼料で良い
基本的な世話どちらかというと半陸生のカメの飼育法でよいが、特に
  • 立体活動が得意なので脱走に注意する
  • など
※「飼育の基本情報」は「ミズガメ大百科(マリン企画)」「爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ1(誠文堂新光社)」、海外サイトを参考にしました。


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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。