Q. アリは餌に使えますか?

さすがに外国産の両爬をショップで購入して飼育を始めるような方からは、いただかない質問ですが、やはりその辺でヤモリを捕まえたとか、カナヘビを飼いたいとかいう一般の方からはよくもらう質問なんです。
革手袋なんかしてビビっているヘタレです
非常にポピュラーなアリ・クロヤマアリ
撮影:橋村正雄


ここでは、そういう方向けに「餌の入手」にまで話を広げて解説しましょう。

で、私の回答。

A. 使えません。餌の昆虫はとりあえず「購入」しましょう

確かに国外に目を向けるとアリを専食する両生類や爬虫類は結構います。
ところが日本に生息する種類では、少なくともアリだけで飼育可能と思われる種類はいません。

参考までに、日本でアリを結構食うのはキノボリトカゲヒキガエルヒメアマガエルあたりでしょうか。

確かに、アリはその辺にいくらでもいて、捕まえやすいし餌として使えたらとても便利そうな気がします。しかし、アリを屋外で見かける期間というのは思ったよりも短く、せいぜい早くても3月中旬くらいから10月くらいまででしょう。

また、アリは攻撃性も強く食べ残したりした場合は咬まれたりして逆襲されることだってあります。
さらに壁を登ることもできますので脱走される心配もあります。

とにかく、事実として多くのトカゲたちはアリを食べないのですから仕方ありません。

ですから、餌の昆虫はショップなどで購入する方が結果的に楽なのです。言葉は悪いですが
金でカタがつくなら、それはそれでいい
わけです。

ショップでは屋外の昆虫に代わるようなコオロギ、ミールワーム、ハニーワームなどを中心にさまざまな種類が取り扱われています。
残念ながら、少数派の爬虫類なので、どこのペットショップでもあるというわけではありませんから、通信販売等に頼ることになりますが、そうしなければ飼えないのですから仕方ありません。

ただ、アリを専食する爬虫類が日本にいないように、コオロギを専食する爬虫類もまたいません。
したがって、主食というかベースとしてコオロギに頼り、天気がいい日などに近くの公園や草むらなどに行ってクモや小さなバッタ、ガなどを少しでもいいから捕まえてきて、おやつとかご馳走みたいな感覚で飼育している両爬に与えて喜んでもらいましょう。

<関連INDEX>
餌専門ショップ
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<関連ガイド記事>
餌のイロハ・昆虫編
餌としてのコオロギ

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