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オオアオムチヘビ
撮影協力:ワールドワンアニマル(於:九州レプタイルフェスタ)

オオアオムチヘビの基本情報

学 名Ahaetulla prasina別 名:-英 名:Oriental Whip Snake, Green Vine Snake分 布:中国南部からインド東部全 長:最大1.9m

東南アジアに広く分布するムチヘビの最大種です。

分布が広いため、以下の4亜種に分けられることもあるようです。

  • Ahaetulla prasina prasina
  • A. p. medioxima・・・たぶんベトナム
  • A. p. preocularis・・・フィリピン
  • A. p. suluensis・・・フィリピン南部のスル諸島

体型はムチヘビあるいは英名の「Vine Snake(『つる(蔓)あるいはつた(蔦)』ヘビ)」からもわかるように非常に細長く、頭部は三角形に尖っています。また爬虫類では珍しく眼球が前方に向いており、瞳孔も横長になっています。これは獲物との距離感をとりやすくなるような工夫であり、哺乳類などの肉食動物の特徴です。体色は変異に富んでいて、写真の個体は黄褐色ですが、基本的には鮮やかな緑の地色に黒や白色の不規則斑が散在しています。他にも全身が灰褐色でシルバーとも言えるような個体も見られます。

森林の特に林縁部に多く、昼行性でほぼ完全な樹上性です。樹上でトカゲを中心に食っていますが、カエルや小さな鳥も食べることがあるようです。ちなみに同属のビルマムチヘビA. frontacincta は魚食性であることが知られています。胎生で4-10匹程度の幼ヘビを出産します。幼ヘビは褐色で、成長すると緑色などになります。

その特異な形態とゆらゆらと風に揺られる木の枝のような動きで、マニアにはよく知られた「変態ヘビ」です。餌の確保、やや神経質であること、流通するのはWCであり寄生虫感染症や皮膚の感染症になりやすいことなどから飼育はやや難しいヘビと言えるでしょう。ただ、こんなのを広めの爬虫類専用ケージにしっかりと観葉植物などでレイアウトして飼育したりすると、本当に楽しいだろうなぁ、と。ちょっと憧れてしまうヘビです。

※注意!・・・危険なヘビではありませんが、後牙類であり毒があります。長い時間咬ませたりすると毒が入ります。取扱には十分に注意をしましょう。
 

オオアオムチヘビの飼育方法

≪飼育容器≫    
高さと通気性を重視した容器を使う。幅はヘビの全長の3分の1程度は必要。

≪温度≫    
ホットスポット下で33℃、その他の場所は26-28℃にする。

≪照明≫    
特に必要なし

≪床材≫    
ペーパータオルや新聞紙でよい。

≪容器内レイアウト≫    
流木や木の枝などを配する。シェルターと全身を浸すことができる水容器を設置。

≪餌≫    
基本はトカゲやヤモリ、カエルなど。マウスやウズラに餌付けることは可能。

≪基本的な世話≫    

  • 樹上性ヘビの飼育方法
  • 一日に数回霧吹きをして湿度を上げる
  • ダニが寄生している場合が多いので駆除する
  • 体内に寄生虫を持っていることが多いので、可能な限り駆虫する
  • 神経質な個体が多いのでハンドリングは避ける

など

※解説と「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド ヘビ(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。