特定(危険)動物2006.6現在
「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)」の第26条によって「人の生命、身体又は財産に害を加えるおそれがある動物」として政令で指定された爬虫類たちです(両生類は指定されていません)。これらの種類を飼育するためには
- 都道府県知事の許可を得る
- 個体識別の処置としてマイクロチップを埋め込む
必要があります。
・カメ目
カミツキガメ科 | ||
学名 | 和名または英名 | 原産地 |
マイクロチップ埋め込み基準と部位 | ||
Macroclemys temminckii | ワニガメ | アメリカ合衆国南部メキシコ湾岸沿い |
甲長15cm以上で左後肢皮下 |
・有鱗目(トカゲ)
ドクトカゲ科 | ||
学名 | 和名または英名 | 原産地 |
マイクロチップ埋め込み基準 | ||
Helodermatidae sp. | ドクトカゲ科全種 | アメリカ合衆国南部、メキシコ |
全長30cm以上で左鼠径部皮下 | ||
オオトカゲ科 | ||
学名 | 和名または英名 | 原産地 |
マイクロチップ埋め込み基準 | ||
Varanus salvadorii | ハナブトオオトカゲ、クロコダイルモニター | パプアニューギニア |
全長30cm以上で左鼠径部皮下 | ||
Varanus komodoensis | コモドオオトカゲ、コモドドラゴン | コモド島(インドネシア) |
全長30cm以上で左鼠径部皮下 |
・有鱗目(ヘビ)
ボア科 学名和名または英名原産地マイクロチップ埋め込み基準Boa constrictorボアコンストリクター南米中西部全長50cm以上で総排泄口より前の左体側皮下Eunectes murinus(オオ)アナコンダ南米(アマゾン川流域など)全長50cm以上で総排泄口より前の左体側皮下Morelia amethistinaアメジストニシキヘビ(スクラブパイソン)オーストラリア、ニューギニア、ビスマーク諸島、モルッカ諸島全長50cm以上で総排泄口より前の左体側皮下Python molurusインドニシキヘビ(ビルマニシキヘビ)中国南部からインド全長50cm以上で総排泄口より前の左体側皮下Python reticulatusアミメニシキヘビ(レティキュレートパイソン、レティックパイソン)東南アジア全長50cm以上で総排泄口より前の左体側皮下Python sebaeアフリカニシキヘビ(アフリカンロックパイソン)アフリカ中西部全長50cm以上で総排泄口より前の左体側皮下ナミヘビ科 学名和名または英名原産地マイクロチップ埋め込み基準Dispholidus sp.ブームスラング属全種アフリカ中部全長50cm以上で総排泄口より前の左体側皮下Theltornis sp.アフリカツルヘビ属全種アフリカ中南部全長50cm以上で総排泄口より前の左体側皮下Rhabdophis sp.ヤマカガシ属全種東アジア全長50cm以上で総排泄口より前の左体側皮下Tachymenis sp.タチメニス属全種南米全長50cm以上で総排泄口より前の左体側皮下基本的に日本の在来のヤマカガシも含まれますコブラ科学名和名または英名原産地マイクロチップ埋め込み基準Elapidae sp.コブラ科全種世界各地の熱帯・亜熱帯全長50cm以上で総排泄口より前の左体側皮下基本的に日本の在来のコブラ科のヘビも含まれますViperidae sp.クサリヘビ科全種世界各地の熱帯・亜熱帯・温帯全長50cm以上で総排泄口より前の左体側皮下基本的に日本の在来のクサリヘビ科のヘビも含まれます
・ワニ目
アリゲーター科(カイマン亜科含む)・クロコダイル科・ガビアル科 | ||
学名 | 和名または英名 | 原産地 |
マイクロチップ埋め込み基準 | ||
Crocodilia sp. | ワニ目(3科23種)全種 | 世界各地の熱帯・亜熱帯 |
全長30cm以上で左前方の後頭部皮下 |
<参考サイト>
環境省
危険動物の種類from 後志支庁
危険動物の種類(ヘビ)from 後志支庁
日本のヘビfrom じゃぷれっぷ in FIELD Star
<おすすめINDEX>
必須法律知識
動物の愛護と管理(動管法)
<ガイド記事>
動物愛護法改正(前編)
動物愛護法改正(後編) 特定危険動物