両爬ファンのみなさん、こんにちは!

先日、とある町の調査でヤマアカガエルの産卵地の調査に行ったのですが、2月の中旬なのにもうすでに大量の卵塊が産み付けられていました。また、別の場所ではニホンヒキガエルの真っ黒の小さなオタマジャクシが孵化して、みんなで体を寄せ合って寒さをしのいでいました。もう、春はそこまで来ている、ってことを実感できる光景ですね。

と言うわけで、今回は来るべき本格的な春に備えて、飼育初心者の方達が、このかわいいオタマをきちんと飼うために「続・春はオタマ飼育に挑戦!実践編」です!

▼オタマ飼育の基礎知識▼

はっきり言ってオタマの飼育はそこまで構えるほどの難しいことはありません。ある意味放っておけば大きくなります。健全に成長させれば、やがて足が出て、手が出て、尻尾がなくなって小さなカエルになって上陸します。この一連の変化を「変態」と言います。が、この変態は形だけの変化ではありません。まず、呼吸の仕方が変わります。オタマはエラ呼吸で水に溶けている酸素で呼吸をしますが、変態後は肺呼吸と皮膚呼吸になります。しかし、最大の変化は「食性」の変化です。オタマのおなかを見てみましょう。渦巻きが見えますよね?それは植物食が強いことを示しています。ところがご存じのように変態後は完全な動物食に変化します。このようにオタマからカエルへの変態は劇的ですので、非常に飼育が難しいのです。ですから初心者の方は変態をして小さなカエルになったら、元いた場所へ逃がしてあげましょう。

また、時期によって入手できるオタマの種類も変わってきます。地域によっても異なりますが、冬の終わりから春のはじめにかけてはヒキガエルアカガエルのオタマが手に入りやすいです。また春から初夏にかけて、つまり田んぼに水が入る頃には育てやすいアマガエルのオタマも入手しやすくなります。そこで今回はこの三種のオタマについて基本的な飼育方法を紹介します。