グルメ・各国料理(海外)/ヨーロッパ・アフリカ美食旅プラン

北欧とオランダのモダンデザインを巡る旅(2ページ目)

最先端のデザイントレンドが生まれるヨーロッパ。かわいらしい雑貨やスタイリッシュな家具、さらには街なかのふとした建物にもセンスが溢れています。今回はデンマークとオランダを訪ねます。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

機能的でスタイリッシュなダッチ・デザイン

ドローグ・デザイン
斬新的なデザインのチェア(Droog Design)(C) オランダ政府観光局 www.holland.or.jp

シュレーダー邸
ユトレヒトにあるシュレーダー邸(C) オランダ政府観光局 www.holland.or.jp
オランダでは、最先端のダッチ・デザインをチェックしましょう。気鋭のオランダデザイナーが手がける家具やインテリア、生活雑貨は、最近メディアでも取り上げられることが増えてきました。抜群の機能性を誇りながらも、一切妥協のないデザインはユニークかつスタイリッシュ。ひねりの効いたフォルムや色使いにハイセンスな遊び心が表れています。

シュレーダー邸
ヘリット・リートヘルト作のアームチェア(1918年)(C) オランダ政府観光局 www.holland.or.jp
現在では数えきれないほどのデザイナーが活躍していますが、ダッチ・デザインのパイオニアといわれるのが1900年代に活躍したデザイナー、ヘリット・リートヘルト氏。1924年に彼が手がけたシュレーダー邸は世界遺産にも登録されています。

現在のオランダを代表するブランドといえば、ジュエリー・デザイナ-のハイス・バッカーとデザイン評論家のレニー・ラマカースが1993年に設立した「ドローグ・デザイン」。デザイナー同士のコラボや若手の採用にも積極的に取り組み、世界的にも高い評価を受けています。アムステルダムにあるショールーム兼ショップ、「ドローグ@ホーム」は一度のぞいてみる価値があるでしょう。

ほかにはコンテポラリー家具とホームアクセサリーを扱う「フローズン・ファウンテン」やインテリアショップ「パウスチャン」などもポピュラーなショップ。オランダ人デザイナー、スーザン・ベルが手がけた「ニューショッピングバッグ」のように、人気が世界各地に飛び火したアイテムもあります。

2009年はオランダ芸術年

パイソン橋
デザインの街、アムステルダムは歩いているだけでも斬新な建築に出会う。写真はパイソン橋(C) オランダ政府観光局 www.holland.or.jp
ちょうど2009年から2010年はオランダ芸術年にあたります。それを記念し、アムステルダム、ハーグ、ロッテルダム、マーストリヒトの4都市では「オランダ・アート・シティーズ」と題して、多彩なイベントを開催しています。

たとえばアムステルダムでは、エルミタージュ美術館アムステルダム別館がグランドオープンし、記念の企画展が開かれています。そのほかのイベントについてはオランダ政府観光局のサイトを確認してみてください。

街を歩いているだけで、上質のデザインに触れられるヨーロッパの国々。ショッピングに美術館巡りにと、刺激たっぷりのステイが楽しめますよ。
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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