世界三大酒精ワイン、ポートワインとは?
ワイナリーが建ち並ぶ地区ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア。ドウロ川の上流(アルト・ドウロ)で作られたブドウはガイアへ運ばれ、熟成を経てポートワインとなる |
ドウロ川の南側はガイア(正確にはヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア)と呼ばれます。ここはポルトを代表する銘酒、ポートワインのワイナリーが集まる地域。ポートワインとはブランデーを加えて途中で発酵をとめたワインで、その芳醇な味わいが多くの人を魅了してきました。ブドウ自体の甘味を残すため、通常のワインに比べて濃厚であま~いワインに仕上がっています。同じ製法でつくられたワインとしては、スペインのシェリー酒なども有名ですね。
一口でポートワインといっても、種類はいろいろ。有名なのは「ルビーポート」といわれる軽やかな風味のルビー色のワイン。ほかにもじっくり樽で熟成させた黄褐色の「トゥニーポート」、さらに長期間寝かせた「ヴィンテージポート」などがあります。
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