アメリカのなかでも特に人気の街、サンフランシスコ。坂の多い街に建ち並ぶビクトリアンハウス、サンフランシスコ湾の美しい眺め――どこをとっても絵になります。多くの人に愛されているのも納得のこの街で、今まさにカニがシーズンを迎えています。
海と太陽が眩しいフィッシャーマンズワーフ
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フィシャーマンズワーフのシンボルはカニ! カニを食べるならぜひココで |
サンフランシスコを代表する見所のひとつ、
フィッシャーマンズワーフ。もともとはイタリア人の漁師たちの港として栄えたところです。
このエリアにはレストランやショップが集まっており、休日ともなれば多くの人で賑わいます。広い歩道には大道芸人が集まっていたり、サンフランシスコ湾のクルーズも楽しめたり、博物館や水族館まであって、あっという間に時間が過ぎてしまう場所です。
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アルカトラズ島から眺めたサンフランシスコの街並み。アルカトラズ島へのツアーはピア33から出発するいかにも観光地然としていますが、やっぱり歩いているだけで楽しいんですよ。温かな日差しを浴びながらベンチでくつろいだり、レストランでビールを飲みながら談笑したり、ぶらぶら散歩をしたり、気持ちのよい休日を過ごせます。また、対岸に見えるアルカトラズ島や遠くに望めるゴールデン・ゲート・ブリッジなど最高の景色も必見ですよ。
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■ フィッシャーマンズ・ワーフ(Fisherman’s wharf)
交通・アクセス:ケーブルカー、Powell-Hyde線/Powell-Mason線の終点
地図:Fisherman's Wharf Merchants Association - Maps & Brochures
ウェブサイト:Fisherman's Wharf Merchants Association(英語)
お待ちかね! ダンジネスクラブシーズン到来
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甘みのある身がたっぷり詰まったダンジネスクラブ。生臭さがなくあっさり |
サンフランシスコを代表する名物といえば、ダンジネスクラブ(アメリカイチョウ蟹)。西海岸で獲れる高級食材として知られており、11月中旬から6月頃までがシーズンです。
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クラブスタンドはTaylor Streetと Jefferson Streetが交差するあたりに集まっているダンジネスクラブを楽しめるレストランはたくさんありますが、一度は試してほしいのが、フィッシャーマンズワーフのクラブスタンド(屋台)。その日の朝、水揚げされたばかりの新鮮な蟹を茹でるだけのシンプルなものですが、これがまたおいしい! レモンをキュッと絞って食べるのがいいですね。
レストランも併設しているところがほとんどなので、ゆっくり食べたいときはレストランのなかへどうぞ。カニの値段は時価ですが、ハーフで10ドル前後から。もちろん茹でたカニ以外のメニューもたくさんありますよ。
次のページでは、フィッシャーマンズワーフのもうひとつの定番、クラムチャウダーやこの時期のイベント情報をお伝えします。