世界7ヶ所だけで造られる、トラピストビール
オルヴァルはシメイよりも苦味が強めだが、香り豊かで美味(C)小西酒造株式会社 |
ベルギーのトラピストビールは次の6種類。オルヴァル(Orval)、アヘル(Achel) 、ウェストフレテレン(Westveleteren)、ウェストマル(Westmalle)、シメイ(Chimay)、ロッシュフォール(Rochefort)。これら本物のトラピストビールにのみ、それを示すロゴマークをつけることが許されています(ウェストフレテレンはラベルなし)。
日本でも有名なのは、シメイやオルヴァルなど。濃い茶色をしていて、苦味が強いのが特徴です。アルコール度が高いものも多く、シメイ・ブルーはなんと9%もあるんですよ。飲みすぎには注意ですね! ちなみにトラピストビールの余剰利益は地域に還元されています。
修道院から受け継いだレシピで造るアビィビール
コクがあってまったりした口当たり。甘めでどことなく黒ビールに似た味わいも(C)小西酒造株式会社 |
こちらもトラピストビールと同様、濃い茶色のものが多いですね。黄金色のものや、フルーツの香りが漂うものなどもあります。ベルギーで最も多く飲まれているのは、レフ(Leffe)。黄金色をした、レフ・ブロンド(Leffe Blonde)や、こげ茶色をしたレフ・ブラウン(Leffe Brown)、スパイスを使ったフルーティーな味わいのレフ・ラデューズ(Leffe Radieuse)などがあります。
今回は日本でも比較的入手しやすい代表的な4種類を紹介しました。また近いうちに第二弾として、ほかのものについても解説します。一度飲めばはまる人が多いベルギービール。ぜひベルギーの人々のように敬意を払いつつ、味わってみてくださいね。
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