as…asの使い方

中学・高校で習った英文法の知識を、使える英語に昇格させましょう!今回取り上げるのは原級を使った比較表現「as … as(~と同じくらい)」。基本の使い方をおさらいしたら、ネイティブ流のスマートな使い方も身につけましょう。

【目次】  

「as 原級 as」は差がないものを比較するときに使う

「as 原級 as」は程度に差がないものを比較する時の表現。中学2年生あたりで、比較表現の一つとして習います。まずは例文を見てみましょう。
 
  • Her skin was as white as snow.(彼女の肌は雪と同じくらい白かった)
  • I can run as fast as my father.(ぼくは父と同じくらい速く走ることができる)

原級」という言い方は聞きなれないかもしれませんね。原級とは形容詞や副詞の元の形のこと。「fast(速い)」を例にすると、
  • fast(原級)
  • faster(比較級)
  • fastest(最上級)
となります。
 
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形容詞・副詞の原級を as と as ではさむと、「~と同じくらい」という意味を表します。


ちなみに、会話では最初のasがよく省略されます。
  • Her skin was white as snow.

以上が「as…as」の基本の使い方でした。次ページは応用編。「as…as」のネイティブっぽい使い方を見てみましょう。上の例文では肌の色と雪のように別々のモノを比較していましたが、ネイティブは同じものの別の状態を比較する時にも「as…as」をよく使います。英訳版コミックのセリフを例に見てみましょう。
 

『ハッピー・マニア』で「as 原級 as」を練習!

「ハイパーテンション恋愛活劇シゲカヨが炸裂(出版社の説明より)」する安野モヨコ作のラブコメ。英訳版の翻訳は原作のテンションを伝えきれているとは言えませんが、原作同様笑えるし、ひきこまれます。 安野モヨコ作『ハッピー・マニア1』英訳版P24、主人公シゲタカヨコのセリフより。

バリバリの勝負メイクで決めたハズ……なのに、なんだか全然カワイクない! 心のヨゴレが顔に出ちゃってるんだわ、とシゲタ絶叫。その時のセリフがコレです。

「あたしきっと今すごくみにくいんだわ」

英訳版ではこのセリフが「as…as」で表現されています。

I probably look as miserable as I feel.

ここで比較されているものは何でしょうか?「見た目」と「心」です。つまり、下の2つが同じ程度ということ。
 
  • I look miserable.(私は惨めに見える)
  • I feel miserable.(私は惨めだと思う)

ネイティブは人の外見と内面を「as…as」で比較するんですね。ぜひ真似したい使い方です。
 

「not as 原級 as」は期待外れを表す

別のセリフでは、期待はずれを表現するのに「as…as」が使われています。

I guess you're not as sincere as you look!!(P67)

誠実なイケメンだと思ったのに……シゲタさんの心の叫びです。

「not as 原級 as」は「~ほど…ではない」という意味で、主語が比較する相手ほどの程度でないことを表します。上のセリフでは彼の見た目(You look sincere.)と比較してみると、実際にはそれほど誠実でない(You're not sincere.)という意味になり、シゲタさんのガッカリした気持ちが伝わってきます。人の内面や気持ちが表現できる「as…as」。使いこなしてくださいね!

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