中学・高校で習った英文法の知識を、使える英語に昇格させましょう! 今回取り上げるのは原級を使った比較表現「as … as(~と同じくらい)」。基本の使い方をおさらいしたら、ネイティブ流のスマートな使い方も身につけましょう。
「as 原級 as」は差がないものを比較するときに使う
「as 原級 as」は程度に差がないものを比較する時の表現。中学2年生あたりで、比較表現の一つとして習います。まずは例文を見てみましょう。
- Her skin was as white as snow.
(彼女の肌は雪と同じくらい白かった)
- I can run as fast as my father.
(ぼくは父と同じくらい速く走ることができる)
「原級」という言い方は聞きなれないかもしれませんね。原級とは形容詞や副詞の元の形のこと。「fast(速い)」を例にすると、
- fast(原級)
- faster(比較級)
- fastest(最上級)
となります。
形容詞・副詞の原級を as と as ではさむと、「~と同じくらい」という意味を表します。
ちなみに、会話では最初のasがよく省略されます。
- Her skin was white as snow.
以上が「as…as」の基本の使い方でした。次ページは応用編。「as…as」のネイティブっぽい使い方を見てみましょう。
上の例文では肌の色と雪のように別々のモノを比較していましたが、ネイティブは同じものの別の状態を比較する時にも「as…as」をよく使います。英訳版コミックのセリフを例に見てみましょう。
あの『ハッピー・マニア』のシゲカヨに、「as…as」の使い方を学ぶ!?