スラングとしてのHell (= 地獄)を使った英語会話

Hell といえば、「地獄」ですよね。なかなか日常では使わない言葉です。でも、そのわりには、映画を見ているとしょっちゅう"hell"が登場します。いったい普段の会話でなぜこうも hell という言葉が使われているのでしょう。

hell は一種の強調を意味するスラングとして使われています。もちろんあまり上品とは言えないので、一生使わなくてもなんの問題もありませんが、でも使い方だけは憶えておいて損はないですよね。
 

スラングhellを使った決まり文句と意味

まずは次の言葉。

What the hell.

これは、本来のやり方や注意を無視して「やっちゃおう!」というときに使います。日本語で言うならば、「やっちゃおう」「かまうもんか」「もうどうなってもいいや」といったニュアンスです。

これを語尾を上げて発音し、疑問形にすると

What the hell?

「一体なんだよ」「何だって?」という意味になります。ちなみにこれらは、読みどおりに

Wotthehell

などと書かれることがあるので、これを見て「一体何?」と戸惑わないようにしましょう。

スラングhellを使った決まり文句と意味その2

相手の言っていることが信じられないとき、

The hell you say.

と言うことで、「何言ってるんだい」「とんでもないこと言うなよ」というニュアンスを表現することができます。

 

昔懐かしい「What on earth」とは

昔、学校で

on earth

という言い回しを習いませんでしたか?「一体全体・・・」というような強調フレーズで、たとえば

What on earth are you talking about?
(一体何の話をしてるの)

といった使い方をします。でも、実際これって普段の会話ではあまり登場しません。少なくとも流行の言葉ではなく、一種の「死語」と言えるかもしれません。
 

hellはWhat on earthに代わって使われる!意味と使い方例

on earth に代わってよく使われるのが in the hell です。はい、たんに地上(on earth)が地獄(in the hell)に変わっただけです。響きとしてはとたんに下品なものになりますが、圧倒的に後者の方がよく使われます。実際には in を省略することが多いのですが、使い方は on earth と同じく、疑問詞の直後に挿入します。たとえば、

 

Who is that? Who the hell is that? (あいつは誰だ?)
What are you talking about? What the hell are you talking about? (何の話をしてるんだ?)
How did you get my wallet? How the hell did you get my wallet? (どうやっておれの財布を取ったんだ?)
Where are you going? Where the hell are you going? (どこに行くんだ?))
When is the rain going to stop? When the hell the raing going to stop? (雨はいつ止むんだ)
Why did she do this to me? Why the hell did she do this to me? (何で彼女はおれにこんなことをしたんだ)


ただし、同じ疑問詞でも、which のあとには the hell をつけないのが普通です。

同じように、疑問詞の後に名詞や形容詞が続くような文章でも、疑問詞の直後に the hell を挿入します。

How heavy is it? How the hell heavy is it? (一体どれほど重いんだ?)
What country did he come from? What the hell counrty did he come from? (あいつはどの国から来たんだ)

また、次のような使い方もできます。

I don't know who the hell that is. (あいつが誰だかわからない)
I don't know how the hell heavy it is. (それがどれほど重たいのかわからない)

ちなみに、hell の代わりに heck を使う人もいます。
 

スラングのhellは使わなくてもOK

冒頭にも書いたように、hell を使った表現はあまり品のいいものではありません。積極的に使う必要はないといっていいでしょう。とはいえ、映画などでも頻繁に耳にする表現であり、スラングとしてはもっともよく使われるものの1つなので、ぜひ憶えておいてください。 

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