国語では「読解力」が課題!
国語では「読解力」がカギ! |
小学校の国語Bの大問3の二では、昨年は「自分の見聞や体験を基にして意見を書く(正答率75.4%)」問題だったのが、今年は「グラフの情報からわかったことを基にして意見を書く」という形式で出題されました。その結果、今年の正答率は33.0%にまで落ち込んでいます。
同じように中学校の国語Bの大問3の三では、昨年は「本文中の表現や内容に触れて自分の意見を書く(正答率75.5%)」問題が、今年は「グラフや辞書にある情報を根拠として自分の意見を書く」という形式で出題されました。結果は、54.3%と20ポイント以上正答率が下がってしまいました。
まずは「読み書き計算」が大切!
自分の意見を述べるだけなら多くの子ができるようですが、資料を読み取りその読みとった情報を基に自分の意見を述べることが苦手な子が多いようです。これは、そもそも多くの子にとって資料を読みとること自体が難しいのではないかと思います。つまり、「読解力の欠如」です。実際、先に挙げた中3の国語Bの問題では、「何らかの形で自分の意見を書くことができたのに、グラフや辞書にある情報を根拠とできなかった子」が23.3%にものぼります。
資料を読みとれなかった子がこれほどいるのです。昔から、「読み書き計算が大切」と言われてきたのも納得ですね。
学力テストを受けたお子さんがいる家庭では成績表を見て、ここに挙げた問題ができているかどうかチェックしてみると良いでしょう。
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