格差が固定化？2008年全国学力テスト(2ページ目)

上位・下位県が固定化

文科省は、昨年2007年「都道府県の平均正答率に大きな開きはなく、簡単に入れ替わる」と説明していましたが、今年の結果を見ると上位・下位県はほとんど変わらず、地域間格差が固定化していることがわかりました。

全国47都道府県の上位・下位県の顔ぶれは、次の表の通りです。

都道府県別正答率（中３国語）の上位・下位５県

国語A			国語B
秋田	78.6		福井	67.3
福井	78.4		富山	67.1
富山	78.0		秋田	66.8
山形	76.7		岐阜	65.3
石川	76.0		山形	64.6
全国	73.6		全国	60.8
滋賀	72.5		岡山	58.8
和歌山	71.9		和歌山	57.0
大阪	70.5		大阪	55.2
高知	70.0		高知	54.7
沖縄	67.8		沖縄	54.0

私立と国立は除く、単位は（％）

都道府県別正答率（中３数学）の上位・下位５県

数学A			数学B
福井	72.1		福井	58.5
秋田	70.1		富山	55.2
富山	69.8		秋田	54.7
香川	68.0		石川	53.1
静岡、愛知	67.0		愛知	53.0
全国	63.1		全国	49.2
埼玉、福岡	61.1		北海道	45.9
大阪	60.5		岩手	45.8
岩手	58.1		大阪	45.2
高知	54.5		高知	41.5
沖縄	49.6		沖縄	38.0

私立と国立は除く、単位は（％）

昨年同様、ワースト３に入った大阪府では、橋下知事が「教育非常事態宣言」の発令を検討する意向を示しました。今回の結果がふるわなかった地域や学校は、どこに課題があるのでしょうか？

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