「格差社会」や「格差是正」、最近なにかとよく耳にする「格差」という言葉。2006年の8月30日付の読売新聞では『公立小中校長の9割「学力格差、将来広がる」』という記事が。そう、教育にも「格差」が広がっているのです。今回は「学力格差」の問題に迫ります。

これが学力格差「通塾の有無で最大20点差!」

塾に通っているかいないかで、学力に大きな差が生まれています。2001年に関西の都市圏で実施された学力調査の結果が『「学力低下」の実態(苅谷剛彦他 岩波ブックレット)』にまとめられています。

これによると、算数(数学)と国語の学力の平均について塾に通っている子と通っていない子を比較したところ、塾に通っていない子は通っている子に比べて、最大で20点も低いことが明らかになっています(グラフ参照)。
中学校の数学は、塾に通っていない子は、通っている子より20点も低い……。
中学校の数学は、塾に通っていない子は、通っている子より20点も低い

小学生と中学生の算数(数学)と国語の学力の平均は、塾に通っていない子の方が低く、特に中学生の数学は20点も低くなっています。もはや「学力格差」の実態は否定できないようです。

2006年の8月30日付の読売新聞では『公立小中校長の9割「学力格差、将来広がる」』という記事が掲載されました。東京大学基礎学力研究開発センターが全国の小中学校の校長に調査を行い、その結果「子どもの学力が20年前に比べ下がった」、「子どもを教えにくくなっている」と答えた割合が、中学校ではそれぞれ57%、65%にのぼっていることが判明。ゆとり教育と呼ばれている間に、学力格差が広がっていたのです。

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