そもそも「個別相談会」って何なの?

個別相談会とは積極的に併願優遇の権利を取りにいくための交渉の場です。

個別相談会とは積極的に併願優遇の権利を取りにいくための交渉の場です。

毎年、10月頃から私立高校が受験生(中学3年生)と保護者を対象にした学校説明会を頻繁に実施します。そうした説明会で得られる情報は、学校のパンフレットやwebサイトで公開している情報と大差ありません。重要なのは説明会の後に行われる個別相談会。多くの私立高校は全体向けの説明会のあとに、個別相談会を設けています。

個別相談会では、パーテーションで仕切られた個別ブースに案内されます。受験生の持ってきた成績資料をもとに、高校が公表している推薦や併願優遇の基準と照らし合わせて、合格の可能性はどうか、推薦や併願優遇の基準に達しているかどうかを教えてくれます。

併願優遇とは、「公立との併願や私立同士の併願を前提に学校の内申点などの状況により優遇措置が受けられる制度」です。優遇の内容は一般入試での筆記試験の得点にプラス20点の加点措置など、高校によりさまざまです。それだけに、併願優遇を得られる基準は推薦基準(単願)や第1志望制度の基準より高めに設定されています。

併願優遇を得ることができれば、基本的に入試で合格できる可能性は非常に高くなります。したがって、安心して本命校の受験に臨めるというメリットがあります。

個別相談会とはその名の通り、高校側と個別に推薦や併願優遇を得られるかを相談する機会なのです。

個別相談会は「交渉の場」、有利に進めるために持っていくもの

個別相談会は受け身ではいけません。積極的に併願優遇の権利を取りにいくための交渉の場と考えてください。交渉の場である以上、有利に進めるための資料が必要です。成績や学校活動の功績を証明できるものすべてを持っていくといいでしょう。

≪必ず持っていくべきもの≫
  • 学校の通知表コピー
≪あれば持っていきたいもの≫
  • 英検・漢検・数検の合格日のメモ書き
  • 部活成績を示すもの(新聞の掲載紙切り抜きなど)
  • 生徒会活動を示すもの
  • 学外活動実績を示すもの
必ず持っていくべきものは「学校の通知表コピー」です。高校が公表している推薦・併願優遇の基準は学校の成績が基準になっています。

成績の基準は、たとえば「3教科(国・数・英)内申点が合計12以上、かつ、9教科内申点合計 33以上。 9教科に内申点1,2がないこと」など、学校によってまちまちです。また、英検準2級などに合格していれば、内申点1ポイントを加えて判断してくれるところもあります。基準に少し満たないくらいであきらめるのは早いです。

また、学校の出席日数や部活・生徒会活動などに関心をもってくれるところもあります。高校に入ってからどんなふうに学校生活を送るのかを判断されるわけです。きちんと学校に通って勉強や課外活動にがんばってくれるか、そういう基準で審査する学校も多いです。

個別相談会に着ていく服装、親はカジュアルでOK

学校説明会、個別相談会に着ていく服装についてもお伝えしておきます。決まりはありませんが、子どもは中学校の制服が一般的です。保護者はカジュアルな服装で構いません。交渉が得意な夫が個別相談会に行くが、スーツを着ていくべきか迷っているという相談を受けることもありますが、普段着で問題ないのでご安心ください。

さて、いかがでしたでしょうか。

10月から12月は個別相談会のシーズンとなり、毎週のように高校に通うことになる方も多いはずです。忘れ物のないように「個別相談会に持っていくものセット」をあらかじめ用意しておくといいでしょう。もちろんいちばん重要なのは今後の本人の勉強です。親はお子さんが勉強に集中できるように、説明会のスケジュールなどの管理などのフォローをしてあげるといいですね。親子で協力しながら合格を勝ち取ってください。
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