偏差値の出し方とは

「テストで70点とったよ!」って言われても、それが良い点なのかそうでないのかはわかりません。なぜなら、みんなが100点とれるくらい簡単なテストだったのか、80点以上とれた子がほとんどいない難しいテストだったのかがわからないからです。そんな時に、役立つのが偏差値という指標です。

偏差値で、集団の中でどれくらいの順位かがわかる

偏差値は良し悪しの目安となる数値で、「50前後ならば普通」、「60より高ければ良く」、「40より低ければ悪い」となります。基本的には、平均点に関係なく、良し悪しがわかる指標なのです。

偏差値以外によく聞く似た言葉では、
平均点:得点の合計を受験者の人数で割ったもの
標準偏差:得点の散らばり具合を示したもの
があります。何となく、こちらはわかるのではないでしょうか?

偏差値の求め方はちょっと複雑で、得点から平均点を引き、そこへ10をかけたものを標準偏差でわって、50を加えて求めます。確かにわかりづらいですので、これ以上はここでは割愛することにします。

偏差値は良し悪しの目安となる反面、落とし穴も。

それは、偏差値だけが学力の指標のようにとらえられ、偏差値の高い学校=良い学校、偏差値の低い学校=良くない学校というイメージにつながってしまうこと。偏差値は、あくまでも集団の中でどれくらいの順位にいるかがわかる指標の一つに過ぎないので、絶対視しないことが大切です。

絶対評価で通知表と偏差値の関係が変わった

もともと通知表は、この偏差値の考えをもとにして評定が決められていて、「1」が7%、「2」が24%、「2」が38%、「4」が24%、「5」が7%となっていました。

ところが、この関係が2002年度のゆとり教育以降、崩れます。

相対評価では、おおよそ偏差値~35が「1」、35~45が「2」、45~55が「3」、55~65が「4」、65~が「5」と割合が決まっていたのですが、現在は、このような通知表のつけ方をしていません。

代わりに「絶対評価」と呼ばれるつけ方になっています。しかし、この絶対評価には大きな落とし穴があり、それは内申バブルと呼ばれる現象につながっていることです。

内申バブルのおかげで「オール3は真ん中より下!」

まずは、下の表を見てください。
偏差値と通知表の比較表。1や2の割合が減り、代わりに4や5の割合が増えている。昔はオール3が真ん中だったのが、今では、真ん中より下になるので注意。

偏差値と通知表の比較表。1や2の割合が減り、代わりに4や5の割合が増えている。昔はオール3が真ん中だったのが、今では、真ん中より下になるので注意。


この表は、偏差値と学校の通知表の評定(上段:相対評価、下段:絶対評価)の数値を比べたものです。絶対評価の通知表の評定は、相対評価の時と比べて「1」と「2」の割合が減り、「4」と「5」の割合が増えていることがわかります(絶対評価の評定の内訳は、ガイドが独自に推定)。

この結果、かつては「オール3(内申27)が真ん中」だったのが、今では内申点が30くらいが真ん中と言われています。「うちの子はオール3だから、真ん中くらいの成績」だと思ったら大間違いなので注意しましょう。

本当の学力を知りたかったら、模擬試験の受検を!

最後に、我が子のホントの学力を知りたかったら、学習塾や予備校の模擬試験(模試)を受けるのがベストです。春、夏、冬と、年に数回は実施される模擬試験。愛知県なら愛知全県模試といった具合に、都道府県単位でやっているところもあります。

どこの塾に通っていない一般の方も受験できるので、これを期に、一度受験してみてはいかがでしょうか。

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