合格への第一歩は、まず過去問題集選びから!そんな過去問もただ解くだけではダメ。第一志望の高校に合格する子が実践している、合格する過去問の解き方を紹介します。

合格への第一歩は、過去問選びから!

東京の都立高校の入試問題(過去問)。入試直前はこうした問題集を解いて、本番に慣れることが大切。

東京の都立高校の入試問題(過去問)。入試直前はこうした問題集を解いて、本番に慣れることが大切。

過去問(過去の入試問題)は出題傾向をつかんだり、本番前の腕試しとして最適の問題集です。

過去問は、公立・私立問わず市販されています。また、日比谷・西高校といった、独自試験に対応したものもあります。

とはいえ過去問ならば何でも良いというわけではありません。そこで、3択問題を用意してみました。次のうち、一番良い過去問はどれでしょう?

1.入試予想問題がついている過去問
2.収録年数が多い過去問
3.詳しい解説がついている過去問

ずばり、正解は「3」。

入試予想問題は、あくまで「予想」問題。試験本番で、必ず同じような問題が出るというわけではありません。また、収録年数が多ければ多いほど良いというわけではありません。なぜなら、過去問は勉強の量よりも「質」が大切だからです。過去3~5年分を解いてそれで十分。

ということで、正解は「3.詳しい解説がついている過去問」です。過去問を解く最大の目的は、「今、どういう問題が解けて、どういう問題が解けないか」を知ること。ですから、できなかった問題はもう一度解説を読んで、しっかりとおさらいをすることが大切です。そのためには、解説は欠かせません。

合格する子が実践している過去問の解き方

良い過去問の選び方の次は、解き方です。たとえ過去問でも、ただ解くだけでは効果は期待できません。志望校に合格する子の多くが実践している、過去問を解くときのポイントは、次の3つです。

まず1つ目は、「目標点数」を設定することです。入試問題は、得点にばらつきが出るようにつくられているもの。よって、得意な教科では点数がとれても、苦手な教科では点数がなかなかとれないということが出てきます。

過去問を解いてみて、結果に一喜一憂しないためにも「得意な教科では○○点、苦手な教科では最低でも○○点はとれるように」という目標設定をすることが大切です。こうすることで、目標の点数に到達した場合は自信につながりますし、そうでない場合は今後の課題とすることがでます。

2つ目は、開始時間も、試験時間も、そして試験の時間割も、当日と全く同じ条件で解いてみることです。こうすることで、少しでも本番慣れすることができます。また、ほかにも重要なことがあります。それは試験当日のリズムをつかむことにあります。

受験生の中には、夜遅くまで勉強して「夜型」になっている子もいます。夜型の子は、主要科目が午前中に多い入試本番で十分力を発揮できない可能性があります。

また、5教科受験の高校では、昼食後に試験があるところも。実はここに落とし穴があります。試験当日は緊張するとはいえ、昼食を食べた後「眠くなってしまう」受験生は結構多いのです。これも、入試本番で実力が発揮できない可能性が大です。

3つ目は、間違えた問題は必ずもう一度「やり直す」ことです。3つの中でこれが一番重要です。入試問題は、基礎基本の学力が定着しているかどうかを見極めるためのもの。間違えたということは、その問題を解くための基礎基本が身についていなかったから。「間違えた問題こそ本番に出る」というくらいの心づもりで臨むことが大切なのです。

点数を取るには、難しい問題も1点、易しい問題も1点

入試で一番大切なことは、できる問題から解くことです。同じ1点なら、「難しい問題の1点、易しい問題の1点も同じ」です。

解けるかどうかわからない難しい問題に時間をかけるよりも、確実にとれる問題に時間をかけることが大切です。例えば、数学ならば計算問題、他の教科ならば記号で答える問題です。

こうしてメリハリをつけて解くことも、過去問で身につけて欲しいことです。

過去問の次の問題集は?

受験生の50%以上が解ける落とせない入試問題数学改訂版(旺文社)。こちらで、まずは入試で解けなければいけない基本的な問題を確実に取れるようにすることが大切。

受験生の50%以上が解ける落とせない入試問題数学改訂版(旺文社)。こちらで、まずは入試で解けなければいけない基本的な問題を確実に取れるようにすることが大切。

過去問が「最後の問題集」と思っている人が多いかもしれません。実は、最後の最後にとっておきの問題集があります。

それは、「分野別」の問題集です。分野別の問題集は、数学では計算・図形など、英語では並び替え・長文など、社会では地理分野、歴史分野などがあります。

また、試験によく出る問題ということで「頻度別」にわかれていることもあります。代表的なのが、「受験生の50%以上が解ける落とせない入試問題数学改訂版(旺文社)」です。こちらは「50%以上~」もあれば、「50%以下~」もありますが、まずは「50%以上~」を解けるようにしましょう。それでも物足りない人は、「50%以下~」の方に取り組むと良いでしょう。

こうした問題集で、苦手な分野や得点率をさらにアップしたい教科・分野を重点的に練習しましょう。ここまでやれば、さらなる飛躍は間違いありません。

■おすすめ問題集
東京都立高校7年間スーパー過去問平成29年度用(声の教育社)
受験生の50%以上が解ける落とせない入試問題数学改訂版(旺文社)



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