世界も注目!「あしかがフラワーパーク」の藤の絶景を見に行こう
4月下旬から5月にかけて、薄紫色や白色の花を咲かせる藤。中でも藤棚からたくさんの花が垂れ下がるさまは春から初夏の風物詩として、人々の目を楽しませてくれます。
栃木県足利(あしかが)市にあるあしかがフラワーパークは、首都圏からもほど近く名前の通り多種多彩な花を楽しむことが出来るテーマパーク。園内各所にある藤が見頃を迎えると、藤のトンネルを歩いたり、1本の木から広がる広大な藤棚を望むなど、ここでしか見られない風景を楽しむことができます。
今回はゴールデンウィークのお出かけにぴったりな場所として、あしかがフラワーパークの藤をご紹介しましょう。
<目次>
- 藤の見頃はいつ?「あしかがフラワーパーク」について
- 樹齢約150年の木も! 350本以上の藤
- 藤以外の花も楽しめる園内のお花
- 幻想的なライトアップは必見!
- 入園料の目安、混雑を避けるためのヒント
- 施設へのアクセス、駐車場情報
世界も注目!美しい藤の絶景を堪能できるあしかがフラワーパーク

藤の花が出迎えてくれるあしかがフラワーパークの入口(正面ゲート)(2014年5月2日撮影)
この藤の木の姿が映画『アバター』に登場する木に似ていると話題になり、2014年にはアメリカのニュース専門放送局CNNが「世界の夢の旅行先」の一つとしてあしかがフラワーパークを選出しました。日本国内では唯一選ばれており、世界的にも注目の絶景ということですね。
350本以上の藤が園内を彩ります!
あしかがフラワーパークには、実に350本以上の藤が咲き誇ります。これだけの藤が揃っている場所は日本国内では類を見ません。 先にご紹介した大藤、大長藤、八重藤以外には、紫色の「むらさき藤」と薄紅色の「うすべに藤」、白色の「白藤」や鮮やかな黄色の「きばな藤」が咲きます。 開花時期が異なることから「大藤」や「大長藤」は例年だと4月下旬頃、「白藤」や「きばな藤」は大藤よりも若干遅く例年だと5月上旬頃が見頃になります。どちらも藤棚をトンネルに見立てて、花を見上げながら歩けるように趣向を凝らしています。園内を歩いていると、時折ほんのりと藤の花のやさしい香りが漂います。藤の花に香りがあるというのをガイドはここで初めて知りました。たくさんの藤があるあしかがフラワーパークだからこそ可能となる体験ですね。
藤以外の花も美しく咲き誇ります
藤が咲く頃にあしかがフラワーパークの園内で咲く花の一つがツツジ。5000本以上植えられており、園内の各所で色鮮やかな花の風景を楽しめます。藤とツツジを同時に愛でることができる所もたくさんありますので、お気に入りのアングルを探してみるのも良いでしょう。見た人を釘づけにする幻想的なライトアップは必見!
日中に美しい風景を存分に楽しめるあしかがフラワーパークですが、藤が見頃を迎えると夜間も開園して、藤のライトアップを楽しむことができます。 日没から夜の帳(とばり)が広がる中、大藤がライトに照らされると藤の花房が輝くように見え、日中の雰囲気とは一変した幻想的な世界が広がります。 その美しさから藤のライトアップの夜景は、日本夜景遺産にも認定されました。 白藤のトンネルなど大藤以外もライトアップされますので、改めて園内を見てまわると良いでしょう。まさに昼も夜も一日中花が楽しめる場所と言えますね。花の咲き具合で入園料が変わります。混雑を避けるには開園直後か閉園直前がお勧め
あしかがフラワーパークの入園料は、花の咲き具合によってその日の料金が変動する仕組み。パークを代表する大藤や大長藤の咲き具合が目安となり、満開直前から散り始める頃までが最大料金となります。あしかがフラワーパークの公式Webサイトにて当日の朝に料金が発表され、藤の開花状況やライトアップの実施有無も発表されますので、訪れる直前には必ず公式Webサイトを確認しておきましょう。なお入園チケットは1日有効のため、日中に訪れてライトアップが行われる時間までずっと滞在することも可能です。またライトアップだけ楽しみたい場合は17時半以降に入園すると300円割引になります。
なお、GW期間中と藤の花の満開が重なる時、パークの混雑もピークを迎えます。バスツアーが到着する日中とライトアップ開始直後は最も混みあいますので、混雑を避けたい場合は桐生や太田など近隣に宿泊することも含めて開園直後の入園か、閉園直前の時間に入園することをお勧めします。
藤の花を堪能できるあしかがフラワーパークのご紹介、いかがだったでしょうか? ゴールデンウィーク期間中はもちろん、ゴールデンウィークを過ぎても十分楽しめる場所ですし、近隣には日本最古の学校、足利学校や、伊万里や鍋島の陶磁器を集めた栗田美術館など観光スポットも点在していますので、ぜひ足利の町を訪れてみて下さい。
あしかがフラワーパークへのアクセス

あしかがフラワーパークへのアクセスに使える東武鉄道 特急 りょうもう号
アクセス:
<鉄道>
JR東日本 東北新幹線・宇都宮線 小山(おやま)駅より両毛線に乗り換え、あしかがフラワーパーク駅下車。徒歩3分。
または東武鉄道で浅草、北千住より特急「りょうもう」に乗車し、足利市駅下車。足利市駅からはシャトルバス(週末と藤のシーズンの毎日のみ、有料)が運行。
なお、藤が見頃の時期にあわせて、JR東日本では毎年直通の臨時列車を運行しています。詳細はJR東日本が発表する春の臨時列車の案内、もしくは藤のシーズンが近づいた頃にあしかがフラワーパークのWebサイトで確認できます。
- 上野から小山経由であしかがフラワーパークまで直通する「快速 あしかが大藤まつり1号」
- 大船から上野・小山経由であしかがフラワーパークまで直通する「快速 あしかが大藤まつり3号」
- いわきから水戸・小山経由であしかがフラワーパークまで直通する「快速 あしかが大藤まつり5号」
東北自動車道 佐野藤岡インターチェンジから国道50号線、フルーツライン経由であしかがフラワーパークへ。ポイントに看板が出ています。または北関東自動車道 太田桐生インターチェンジ、足利インターチェンジ、佐野田沼インターチェンジからもアクセスできます。
駐車場は無料でパーク隣接に300台、「ふじのはな物語」開催中は徒歩20分圏内に設けられた臨時駐車場もあわせて合計6000台の車が止められます。
【関連サイト】
◇「春の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで春の風景が楽しめる名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。
◇「関東の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで関東地方の名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。