今回の行き先は、【富山】 純白の世界へ!立山・雪の大谷 |
今回は立山黒部アルペンルートの中でも4月の営業開始直後にだけ楽しめる「立山・雪の大谷」をご紹介します。
※画像は2000年4月に撮影したものです。
多彩な乗り物で北アルプスを貫く立山黒部アルペンルート
多彩な乗り物で移動することができる立山黒部アルペンルート。 左上:関電トンネルトロリーバス 右上:黒部ケーブルカー 左下:立山ロープウェイ 右下:立山高原バス |
また多彩な乗り物に乗りながら移動できるのが立山黒部アルペンルートの特徴です。
(1)信濃大町駅-扇沢の路線バス
(2)扇沢-黒部ダムの関電トンネルトロリーバス
(3)黒部湖-黒部平の黒部ケーブルカー
(4)黒部平-大観峰の立山ロープウェイ
(5)大観峰-室堂の立山トンネルトロリーバス
(6)室堂-美女平の立山高原バス
(7)美女平-立山の立山ケーブルカー
(8)立山-電鉄富山の富山地方鉄道(電車)
と実に8種類もの乗り物によって構成されています。市電のように上に張った架線から電気を供給して走るトロリーバスは日本各地の都市部で走っていたのですが、今では立山黒部アルペンルートにしかありません。また厳しい冬を乗り越えられるように全線地下を走るケーブルカーも日本ではここだけのものです。
雪の大谷とは?
北アルプスの大自然を身近に感じられる立山黒部アルペンルートの営業期間は4月中旬から11月初旬まで。その他の期間はルート全体が豪雪に見舞われることもあり営業はお休み。里に春が近づいてきてアルペンルートの営業開始が近づくと、まずは乗り物を動かせるようにしなければなりません。立山高原バスが走る道路はすっぽりと雪に埋まっているので、除雪車が豪快に雪を飛ばして道路を掘り出していきます。その高さは積雪量にも寄りますが、雪が多い時には高さ20mにも及びます。これが「雪の大谷」です。立山高原バスの中からも「雪の大谷」の雪壁を見ることができますが、アルペンルート全線開業後のある一定期間だけは、「立山・雪の大谷ウォーク」というイベントとして室堂側に近い部分の道路が歩行者に開放され、雪壁を見上げながら歩くことができます。
それでは、立山黒部アルペンルートに行ってみましょう。 次ページへ続きます。