歴史を重ねてきた美しい長崎の教会めぐり

長崎の地図

今回の行き先は【長崎】
歴史を重ねてきた美しい長崎の教会めぐり

宣教師フランシスコ・ザビエルが日本に伝えたキリスト教は、数多くの地域で広まりました。

その中の一つ、長崎は日本で初めてのキリシタン大名、大村住忠が誕生するなどキリスト教にゆかりの深い地です。戦国時代からのキリシタン禁教令などの苦難を乗り越えて数多くの教会があり、日々たくさんの方の信仰を集めています。

今回は歴史的背景や建物の美しさから注目され、世界遺産候補もある長崎の代表的な教会をピックアップして巡ってみましょう。

 

日本唯一の国宝指定の教会、大浦天主堂

大浦天主堂(1)

夕陽を浴びる大浦天主堂。日本唯一の国宝指定の教会でもあります(2010年6月撮影)

長崎の教会めぐり、最初は大浦天主堂Yahoo! 地図情報)です。

長崎市内の観光名所としても知られる大浦天主堂は、江戸時代末期に造られた教会。正式名称は「日本二十六聖殉教者天主堂」であり、戦国時代に豊臣秀吉が発布したキリシタン禁教令により長崎で処刑された26人の殉教者に捧げられるために造られたものです。

国内に現存する教会建築の中では最も古く、教会建築としては唯一国宝の指定を受けています。

 

大浦天主堂(2)/日本之聖母像

大浦天主堂の入口にある日本之聖母像。美しい白亜のマリア像です(2010年6月撮影)

大浦天主堂が完成した当時はまだキリシタン禁教令が有効な時代でした。そんな中で、キリシタン禁教令による迫害を回避しつつ信仰をつないでいた隠れキリシタンの一部の人々が、完成してまもない大浦天主堂を訪れて、神父に信者であることを告白しました。

このことは「信徒発見」としてキリスト教の歴史に刻まれ、フランスから記念として白亜のマリア像が贈られました。現在は天主堂の入口で教会を訪れる人々を優しく見守っています。