陽気に誘われて出かけたくなる春の名所

飯山菜の花まつり

【長野】飯山・菜の花公園の菜の花。残雪の残る山々と千曲川との対比が美しい春の風景です(2000年5月2日撮影)

モノクロームの風景が広がっていた寒い冬が終わると、春がやってきます。菜の花や梅などいろいろな花が咲き出す春は、街の雰囲気が華やかになり、陽気に誘われて外に出る機会も多くなりますね。そんな春を感じることができる名所・旧跡をまとめてご紹介します。
※なお桜が楽しめる名所・旧跡については、「桜の名所の一覧」にまとめていますので、そちらもあわせてご覧下さい。

早春の風物詩、水仙

二十四節気の大寒から立春にかけては、一年の中でも一番寒い時期にあたります。そんな時期に一足早く春の訪れを告げるのが水仙の花。
爪木崎の水仙

【静岡】爪木崎の水仙(2014年12月31日撮影)

伊豆半島南部の下田にある爪木崎(つめきざき、静岡県)は、白亜の灯台と青い海、美しいカーブを描く砂浜が印象に残る名所ですが、12月の終わりから1月いっぱいの間、可愛らしい水仙の花300万輪が岬の丘を埋め尽くします。

この爪木崎の水仙の花は、葛西臨海公園(東京都)にも株分けされていて、1月末から2月にかけて水仙が花咲く風景を楽しめます。

また日本国内での水仙の三大群生地は、越前海岸(福井県)、淡路島(兵庫県)と鋸南町(きょなんまち、千葉県)。水仙の花が一面に広がる風景は訪れた人に強い印象を残しますね。

春の訪れが遅い東北地方では、水仙が咲くのは4月下旬から5月始めにかけて。みやぎ蔵王えぼしスキー場(宮城県)のゲレンデでは50万株の水仙が花を咲かせます。こちらも見逃せない風景ですよ。

<水仙の名所に関する記事>

紅梅、白梅を楽しめる梅園

水仙と同じく、早春の風物詩を告げる花の一つが梅。ひとくちに梅と言ってもたくさんの種類があり、花の色で紅梅、白梅と分けられます。
横浜・大倉山梅林の梅

【神奈川】横浜・大倉山梅林の梅(2007年2月11日撮影)

■関東の梅の名所
早咲きの梅が楽しめる熱海梅園や湯河原梅林、小田原・曽我梅林、大倉山公園梅林(神奈川県)、吉野梅郷、湯島天神(東京都)、水戸・偕楽園(茨城県)、越生(おごせ)梅林(埼玉県)などが知られています。

関西の梅の名所
南高梅で知られる南部(みなべ)梅林(和歌山県)や月ヶ瀬梅林(奈良県)、北野天満宮(京都府)が知られています。

■九州の梅の名所
学問の神様としておなじみの太宰府天満宮で梅を楽しむことができます。

学問の神様 菅原道真公と深いつながりを持つ梅だけに、天満宮や天神さまには梅のある所が多いですね。

<梅の名所に関する記事>

鮮やかな黄色に染まる菜の花の風景

水仙、梅とはひと味違う春の風景を見せてくれるのが菜の花。目にも鮮やかな黄色と強い香りが人々の記憶に強く刻まれます。
権現堂桜堤の菜の花

【埼玉】権現堂桜堤の菜の花畑。右手奥の桜とのコントラストに目を見張ります(2006年4月9日撮影)

■関東周辺にある菜の花の名所
動物たちとのふれあいも楽しめるマザー牧場(千葉県)では、2月頃に丘一面に菜の花畑が広がります。 続いて2月中旬から3月始めにかけて河津下賀茂みなみの桜(静岡県)で早咲きの桜と菜の花が、東京では浜離宮恩賜公園にて高層ビルをバックに咲き誇る菜の花畑が見られます。

そして本格的な桜のシーズンが到来した後でも、権現堂桜堤(埼玉県)では菜の花と桜の美しいコラボレーションを楽しむことができます。

■甲信越にある菜の花の名所
春の訪れが遅めとなる信州では、5月初めに飯山(長野県)の菜の花公園でいいやま菜の花まつりが行われます。千曲川と菜の花が織りなす風景はぜひ見ておきたい風景ですね。

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