雄武・紋別の地図
今回の行き先は【北海道】
流氷を見にいこう!雄武・紋別へ
緯度の関係から、冬は厳しい寒さに見舞われる北海道。1日の中の最高気温が零下という真冬日も珍しくありませんが、そんな真冬の北海道だからこそ体験できる素晴らしい自然現象があります。それは"流氷(りゅうひょう)"。

北海道のオホーツク海沿岸は、例年1月下旬から3月末頃まで流氷を間近で見ることができる日本国内で唯一の場所。流氷が海を埋め尽くす風景は、見た人に驚きと感動を与える素晴らしいものです。

今回は流氷が見られるオホーツク海沿岸から、雄武(おうむ)と紋別(もんべつ)での流氷観光を紹介します。一面に広がる流氷を一望できる場所があったり、氷を割りながら流氷の中を突き進む砕氷船など見所がいっぱいですよ。

シベリアからやってくる冬の使者、流氷

オホーツク海・紋別沖の流氷(1)/飛行機より
オホーツク海に面する紋別港を取り巻く流氷。毎年冬になると港と海全体を埋め尽くします(2003年2月撮影)
毎年寒さの一番厳しい季節になると聞こえてくる流氷のニュース。この流氷は日本のはるか北、シベリア大陸の沖合にあるオホーツク海で海水が凍ることにより誕生します。

そして、寒さが増すと共に季節風に押されるようにして樺太(サハリン)沖からオホーツク海をゆっくり南下、例年1月下旬にはオホーツク海沿岸に流氷が到着し(「流氷接岸」と呼ばれます)、そして海全体を埋め尽くします。

オホーツク海・紋別沖の流氷(2)/ガリンコ号IIより
流氷に覆われた海は、まるで白い陸地が続いているような錯覚にとらわれます(2003年2月撮影)
接岸した流氷は、3月下旬頃まで南下を続け、オホーツク海の広い範囲を真っ白に染めあげます。気温や風の吹き方により大きく左右されますが、勢いがある時は北海道の東側すべてが流氷で埋まってしまうこともあるとのこと。

そして遅い春の到来と共に流氷は融けていき、オホーツク海から消えていきます。流氷はシベリアからやってくる冬の使者であり、まさに真冬の北海道を象徴する風景だと言えますね。

美しい日の出が見える街、雄武で流氷を出迎える

流氷が見られるオホーツク海沿岸の街から、最初にご紹介するのは雄武(おうむ、Yahoo! 地図情報)。最北端の稚内(わっかない)からオホーツク海沿いを170kmほど走った所にある漁業と酪農・畜産の町です。

道の駅おうむ
道の駅おうむ。飛行船の形をした展望台が目にとまります(2003年2月撮影)
町を縦断する国道238号線を走っていると、面白い形をした建物が目にとまります。その建物があるのは「道の駅おうむ」Yahoo! 地図情報)。

元々ここは国鉄 興浜南線の雄武(おむ)駅があったのですが、鉄道廃止に伴い1985年に駅がなくなった後、バスセンターと道の駅に変身しています。

「道の駅おうむ」にある面白い形の建物は「スカイキャビン」という名前がついた展望台。外観は飛行船を模していて、道の駅おうむを利用する人は自由に入場することができます。

道の駅おうむ・スカイキャビンからの眺め
道の駅おうむ・スカイキャビンからの流氷の眺め(2003年2月撮影)
ビルの7階に相当する高さにあるので、エレベーターで「スカイキャビン」に上ると、雄武の町並みとすぐ目の前に広がるオホーツク海のパノラマを一望することが可能です。

もちろん流氷が接岸している時期であれば、「スカイキャビン」から流氷をパノラマで眺められますよ。

温泉の露天風呂から流氷を眺めてみよう!

オホーツク温泉・ホテル日の出岬
オホーツク温泉・ホテル日の出岬。運が良ければ露天風呂から流氷が眺められます!(2003年2月撮影)
道の駅おうむから、国道238号線を紋別・網走方向に進むと、オホーツク海に少し突き出した形の岬があります。ここは日の出岬Yahoo! 地図情報)といい、オホーツク海の眺望が素晴らしい名所です。

ちなみに岬の近くには温泉が湧いています。オホーツク温泉・ホテル日の出岬では日帰り入浴も受け付けていて、内湯や露天風呂からはオホーツク海を一望できます。つまり流氷が接岸していれば「流氷を見ながら温泉に浸かる」という贅沢な体験ができるのです。

ホテル日の出岬から眺めるオホーツク海と流氷
ホテル日の出岬から眺めたオホーツク海と流氷。右奥には日の出岬の展望台「ラ・ルーナ」が見えます(2003年2月撮影)
ホテルが岬近くの高台にありますので、ホテル内の展望スペースからもオホーツク海と流氷を眺めることができます。露天風呂とは違った視線からのパノラマが印象に残りますね。

またホテルから車で数分の距離にある日の出岬にも、小さいながら展望台「ラ・ルーナ」が設けられています。こちらからは海までの距離が近い分、流氷も身近に見えるような風景が楽しめますので、時間があれば訪れてみると良いですね。