2010年度版発表
画像は食事摂取基準2005年度版2010年度版は、来年出版予定 |
食事摂取基準では、私たちが健康を維持していくうえで目安となる栄養の摂取量を示してくれています。カロリーやたんぱく質・脂質のバランスはもちろん、ビタミンやミネラルについても一つ一つ基準値(不足しない・過剰にならない)が設定されています。
日常生活の中で、数値の一つ一つを意識することはあまりありませんが、学校給食や病院食の献立は、この基準値を参考に栄養バランスを整えていたり、生活習慣病予防や病院での食事指導もこの値が基になっているのです。
食事が偏っていたり、ダイエットのために食事制限をすると、基準値より少なくなってしまうこともあるし、サプリメントを使うことで基準値を超えてしまう可能性もあります。
ですから、サプリメントを利用する時や、健康的にダイエットするためには知っておきたい基準値なのです。
2010年度版では、現在使用されている2005年度版と変わったポイントもいくつかあるようです。次のページでは、具体的な変更箇所を紹介します。
・「日本人の食事摂取基準について」
・「日本人の食事摂取基準」(2010年版)
2009年5月29日 厚生労働省発表
食事摂取基準とは、
○健康な個人または集団を対象として、国民の健康の維持・増進、エネルギー・栄養素欠乏症の予防、生活習慣病の予防、過剰摂取による健康障害の予防を目的とし、エネルギー及び各栄養素の摂取量の基準を示すものである。
○ 保健所、保健センター、民間健康増進施設等において、生活習慣病予防のために実施される栄養指導、学校や事業所等の給食提供にあたって、最も基礎となる科学的データである。