GMPは製造品質の証
食品は、材料だけでなく製造品質も大切 |
GMP認証工場とは、品質管理の基準をクリアした工場のこと。いったい、どんな品質管理が求められているのでしょうか。
製造途中で品質が劣化してしまう原因は色々あります。
・材料の在庫管理ができていなくて、古い材料が使われてしまう。
・機械の隅がきちんと清掃されていなくて、腐敗物が混ざってしまう。
・材料が良く混ざっていなくて、粒によって成分濃度に差が出てしまう。
・製造途中で使用している水が汚染されている。
この他にもたくさんの「品質劣化の可能性」が潜んでいるのです。この可能性を一つずつ確実に消していくのが、GMP認証を受けるための条件になります。
まず、作業者のミスによる品質の劣化が起こらないような管理の徹底(機械化や、作業の単純化・マニュアル作成など)や、環境による汚染(ほこりの混入や水の汚染)が起きないような検査管理の仕組み作りなど、色々な項目で基準をクリアした工場運営を行います。
そして、健康補助食品GMP認証機関(現在、(財)日本健康・栄養食品協会とJIHFS 日本健康食品規格協会の2団体)に申請し、書類審査や立入り検査をクリアして、ようやくGMP認証工場となることができるのです。そして、一度認証をもらって終わりではなく、定期的に見直しが行われるので、常に安定した品質を保っていられるのです。
さて、こんな基準をクリアした工場で作られた健康食品やサプリメント、利用する私たちにはどんなメリットがあるのでしょう?次のページでは、GMP認証工場で製造されたサプリのメリットを紹介します。