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ポインセチアは置き場所に注意!寒さに弱い植物を長く楽しむ飾り方

寒さに弱いポインセチアを守ってあげるお手入れ・管理方法・飾り方をご紹介します! ポインセチアは冬のクリスマスシーズンに出回る植物ですが、長く楽しむポイントはずばり「置き場所」と「水やり」に注意することです。日当たり良い窓辺には落とし穴が!

小島 理恵

執筆者:小島 理恵

家庭菜園ガイド

ポインセチアは「置き場所」と「水やり」に注意!

クリスマスシーズンの名脇役、ポインセチア。クリスマスツリーを飾らなくても、ポインセチアの鉢植えを部屋に一鉢置いておくだけで、赤とグリーンのコントラストが、クリスマスらしさを盛り上げてくれます。
ポインセチア置き場所・飾り方、寒さに弱いポインセチア

定番のポインセチア。鮮やかな赤とグリーンのコントラストが際立つ。寒さに弱いクリスマスの植物ポインセチアを長く楽しむためには置き場所に注意する必要が。


最近は、色のバリエーションも豊かになってきており白やピンク、ゴールドなどの種類が出てきています。インテリアのさまざまなシーンに合わせる楽しみも増していますね。

ところで、せっかくポインセチアを買ったけれど「すぐに葉が黄色くなってしまった」とか「葉がしおれて落ちてしまい、長持ちしなかった」という経験はありませんか? ポインセチアを長く楽しむポイントはずばり「​実は寒さに弱いポインセチアは、置き場所に注意」「水のやりすぎに注意!」の2点さえおさえていただければ、クリスマスまでポインセチアを美しい状態で楽しんでいただけること、間違いないでしょう。

<ポインセチア置き場所 目次>
 

ポインセチアの品種

ポインセチア品種「パープルレイン」

「パープルレイン」という品種。シックなパープル系の色が印象的

 
ポインセチア品種「ジングルベル」

「ジングルベル」というポインセチアの品種。赤い苞に雪が舞い降りているようなイメージです。
 

ポインセチア品種「ジェスターマーブル」

ポインセチアの「ジェスターマーブル」という品種。クリーム色をした苞の中心部がピンクになる。

 

ポインセチアは寒さに弱い

ポインセチアを長持ちさせるコツ。これは、なんといっても「寒い風にあてない!」ということです。日本では寒いクリスマスシーズンにのみ出回るので、寒い気候に強い植物だと勘違いされやすいのですが、実は、ポインセチアの原産地はメキシコ。ということは、暖かい気候に適した植物なのです。

ですから、ポインセチアに適した置き場所は当たりの良い窓辺ということになります。もちろん、この季節の屋外に置くことはNG。朝方、急に冷え込んだときに、霜にあたったりすると、一発で葉をふるい落としてしまいます。
 

ポインセチアの置き場所は? 日当たりの良い窓辺にも落とし穴が……

しかし、日当たりの良い窓辺に置いておいたのに、急にしおれてしまったり、葉が落ちてしまったという経験をお持ちの方、いらっしゃいませんか? 実は、日当たりの良い窓辺には、落とし穴があるのです。
日当たりの良い窓付近は、気温変動の差が激しく、ポインセチアの置き場には不向き

日当たりの良い窓付近は、気温変動の差が激しく、ポインセチアの置き場には不向き

南向きの日当たりの良い窓付近は、天気の良い日には、日がさんさんと差し込んで、どんどん室温が上昇します。屋外の気温よりも、暖かくなることも。しかし日が暮れると、気温が一気に低下してしまうという現象が起こります。この、気温の変動の幅が大きければ大きいほど、植物にとってダメージが大きくなってしまいます。

ですから、ポインセチアを飾る際は、窓にあまり近づけすぎずに、ある程度、距離を離しておくのがベストだといえます。これはポインセチアに限らず、暖かい気候に適した観葉植物にも同じことがいえます。
 

ポインセチアは水のやりすぎにも注意!

メキシコといえば、サボテンの生えた乾燥した気候を思い浮かべる方も多いかと思います。先ほども紹介したとおり、ポインセチアは、メキシコ原産。ということは……そう、ポインセチアは乾燥した気候に適した植物なのです。ですから、水のあげすぎは禁物!「元気がないな」と思ってせっせと水をやり続けていたら、どんどん状況が悪化してしまったという経験はありませんか?

水やりのポイントはずばり、土が乾いたら、水をあげるということです。当たり前のように聞こえますが、これをきちんと実践できている方は、なかなかいらっしゃいません。

そこで、手間はかかりますが、一番確実な方法をお教えしましょう。それは、1日1回、指の第一関節くらいまで土に指を差し込んでみて、乾燥しているかどうか確認するという方法です。「乾燥してきたな」と思ったら、鉢底から水が流れ出てくるまで、根元からにたっぷりと水を与えます。そして、受け皿に残った水は、必ず捨てること。

実はこの「土が乾燥したら水をたっぷりと与える」「受け皿に残った水は必ず捨てる」ということは、どの植物にも共通した水やりのセオリーなのです。これを実践するだけで、ポインセチアだけでなく、他の植物を枯らす確率もかなり減るはずです。

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