サマータイムの混乱を最小限に抑えるための英語表現
サマータイムの英語表現
今回は、日本人にはなじみがないサマータイムによる混乱を、最小限に食い止めるための表現をご紹介しましょう。
サマータイムの逆はwinter time?
今のニューヨークの時間はEDT(東部夏時間) |
なお、サマータイムの逆はwinter time(冬時間)と言うこともありますが、一般には、standard time(標準時)ということになります。アメリカ・カナダのように国の中で時差があるところでは、time zone(タイムゾーン)に呼び名があるので覚えておくといいでしょう。例えば、こんな風に区別しています。
Eastern Standard Time (EST)(東海岸標準時)
Eastern Daylight Saving Time (EDT)(東海岸夏時間)
ニューヨークやボストンなどの時間。
Pacific Standard Time (PST)(太平洋標準時)
Pacific Daylight Saving Time (PDT)(太平洋夏時間)
ロサンゼルスやサンフランシスコなどの時間。
ほかに、シカゴなどのCentral Standard Time(CST=中部標準時)/Central Daylight Saving Time(CDT=中部夏時間)、ソルトレークシティなどのMountain Standard Time(MST=山岳部標準時)/Mountain Daylight Saving Time(MDT=山岳部夏時間)があります。
アメリカでは一般に、3月の第二日曜からDaylight Saving Timeが始まりますが、州や地域によって制度が異なり、例えばアリゾナ州のいくつかのエリアでは、夏時間を実行していません。すると、時差とサマータイムの関係で、アメリカ本土の中だけで5つもの時間が存在するということになってしまいます。サマータイム期間中にアメリカを旅行する予定のある人は、要注意ですね。
「時計を進める」を英語で言うと?
街角の時計には要注意です |
When does the daylight saving time start?
(ウェンダザデイライセイヴィンタイムスタート/サマータイムはいつ始まるんですか?)
Has the daylight saving time already started?
(ハズザデイライセイヴィンタイムォールレディスターティド/サマータイムはもう始まっているんですか)
サマータイムが始まると、時計を1時間先に進めることになります。本来は、駅や街中の時計も皆一斉に夏時間になっているはずなのですが、時間にうるさい日本とは違い、いつまでも前の時間のまま(つまり、1時間遅れ)になっていることがあります……。そこで、正確な時間が知りたかったら、こう尋ねてみましょう。
Is that clock correct?
(イザトクラクコレクト/あの時計は合っていますか?)
Do I need to set my watch one hour ahead?
(ドゥアイニートゥセマイウォチワンァウアヘド/私の時計を1時間進める必要がありますか?)
なお、夏時間と標準時では、場所によっては、美術館や博物館の開館時間が異なることがあります。サマータイムの間は夕方遅くまで開館しているけれども、それ以外では、午後早めに閉めてしまったりするのです。すると、夏時間のままのつもりで訪れみると、とっくに閉まった後だった、などということになりかねません。そんな場合に備えて、こんな尋ね方を覚えておきましょう。
What time do you close when the daylight saving time ends?
(ワタイムドゥユークロウズゥエンデイランセイヴィンタイムェンズ/夏時間終了後は、何時に閉まりますか?)
今度の旅行では出発前に、夏時間の開始時間・終了時間を調べておくといいですね!
【関連記事】