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クルーズ船に乗るは英語で? クルーズ旅行に役立つ英単語・フレーズ

「クルーズ船に乗る」は英語で何と言うのでしょうか。船旅にトライしたいけれど、言葉がわからなくてちょっと心配……という人のために、クルーズの基本を押さえるための英単語やフレーズをご紹介します。ぜひ身につけてみてくださいね。

足立 恵子

執筆者:足立 恵子

トラベル英会話ガイド

「クルーズ船に乗る」は英語で何と言う? 船旅で役立つ英会話

「クルーズ船に乗る」を英語で表現

shipでもboatでもOK

日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、海外、特にヨーロッパではクルーズは定番の旅行スタイルの一つ。豪華な客船クルーズをするほどの余裕がなくても、手軽に1日クルーズを楽しむことも可能です。

今回は、そんな船旅にトライするための英語を身に付けましょう。
 

「乗船する」を英語で言うと?

まず「港」ですが、harbor(ハーバー)という言い方で覚えている方は多いかと思いますが、普段はたいていportを使います。また、「クルーズ船」はcruise shipですが、日常的にはある程度大型の船もboatということがあるので、portに行ってWhere's the Queen Victoria? (クイーン・ビクトリア号はどこですか?)と尋ねたら、Your boat is over there. (あなた方の船はあそこです)と言われるかもしれません。

さて、「乗船する」はget on boardと言います。これは飛行機や列車についても使われ、「降りる」ときはやはり船・飛行機・列車について共通のget off を使います。on boardだけで「(船に)乗って」という意味なので、例えばこんな風に言われることがあるかもしれません。

Please be on board by 5 pm.
(プリーズビオンボードォンバイファイヴピーエム/5時までに乗船してください)

飛行機と同様、船でも乗船(embarkation)のときにboarding pass(搭乗券)が配られます。これはパスポートと引き換えに渡され、下船(disembarkation)のときまでずっと携帯していることになります。

なお、船の客はguestであると同時に「乗客」でもあるので、passengerと呼ばれます。船のスタッフはといえば、「船長」はもちろんcaptain(キャプテン)ですね。「乗組員」はよくcrewと言われますが、これは「船のスタッフ」という集合体を指す言葉なので、実際には、それぞれの仕事の内容によって呼び名が区別されます。

boatswain(ボウツウェイン/甲板長)
steward / stewardess(ステュワード/ステュワーデス 客室係)
cook(クク/料理人)
engineer(エンヂニア/機関士)
oiler(オイラー/操機手)

乗船時にはcaptainやsteward / stewardessが出迎えてくれるはずなので、Hello! Good morning! のようにあいさつするようにしましょう。

ちなみに、ホテルの「階」はfloorと呼びますが、船の場合はdeck(デッキ)が使われ、それをupper(上の)、lower(下の)といった言い方で区別します。

upper deck(アッパーデッキ)
main deck(メインデッキ)
lower deck(ロアーデッキ)

さて、船の様子がわかったところでいよいよsailing(出帆)です。
 

port of callの意味は?

deck
deckは「甲板」ですが、船の階層を表すのに使います
憧れのゴージャスな船の旅。「でも、何日も乗っていると、さすがに飽きてしまうのでは?」と思う人がいるかもしれませんが、心配無用。船に乗っている間は、日々さまざまなイベントが用意されています。

毎日夜になると、乗客には翌日のdaily programが配られます。そこにshore excursion(寄港地でのツアー)、activities on board(船内でのアクティビティ)、show(ショー)、mealtime(食事時間)などの情報があるので、必ずチェックするようにしましょう。

よくdress code(ドレスコード)を気にする人がいますが、gala night(ガラ・ナイト=華やかな社交パーティー)などよっぽどあらたまった催しでないかぎり、男性はshirt and trousers(シャツとズボン)、女性はdress for comfort(カジュアルなワンピース)でいいようです。

さて、クルーズでの楽しみと言えば何と言っても、寄港地での散策。「寄港地」はport of callと呼ぶので、パンフレットなどでチェックしてみましょう。このcallは「訪問」という意味です。

船を下りるときに、get off とかdisembarkというとなんだか旅が終わってしまうようなので、一時寄港するときにはよくgo ashore(上陸する)という言い方が使われます。「上陸すること」はlandingとも言いますが、船を出る前に自分のキャビンナンバーが書かれたlanding tagを持っていきます。再度乗船する(reembark)ときにこのカードを戻しておけば、「私は船に戻りましたよ」という合図になるというわけです。

船から下りるときは、Good-bye.だとやはりなんだかもう帰ってこないみたいなので、船員さんたちにはSee you. (また後で)、Have a nice day. (よい1日を)のように言って出かけるといいでしょう。帰ってきたときは、I'm back. (戻りましたよ)でOKです。

船はたいてい3食付ですが、何しろ何百人という客が一斉に食事をするわけですから、中には決められたsittingを設けているところがあります。例えば、食事時間をfist sitting(1回目の着席)とsecond sitting(2回目の着席)に分け、できるだけ多くの人が、同時に温かい食事を取れるようにしようというシステムになっています。中にはopen sittingと言って、自分の好きなときにいつでも食べれるようになっていることもあります。

なお、船の中では、現金をやりとりすることは、ほぼありません。乗船時にon board account(船上口座)というものが開かれて、最初に配られたboarding passを見せれば、自分のon board accountに勘定が追加されていくのです。下船時に精算するわけですが、クレジットカードがあれば、それもキャッシュレスで済みます。

いよいよクルーズが終わるときは、やはり船長や船員さんたちがお見送りしてくれるはずなので、感謝の気持ちを目一杯表現して下船しましょう。

It was a great cruise. Thank you.
(イトワズァグレイトクルーズ サンキュー/素晴らしい船旅でした。ありがとう)

We had a wonderful time.
(ウィハダワンダフルタイム/とても楽しかったです)

I hope I can be back to this ship.
(アイホウプアイキャンビバクトゥディシプ/またこの船を利用したいと思います)

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