トラベル英会話/旅行準備で使う英語

海外旅行保険

海外で盗難や病気・けがといったトラブルに見舞われたとき、海外旅行保険を適用するには、現地で即、行動に移す必要があります。知っておくと役に立つ知識や英語表現をご紹介しましょう。

足立 恵子

執筆者:足立 恵子

トラベル英会話ガイド

police  
「警察官」はpolice officerです
海外旅行に行くときは、けがや病気、盗難などに備えて海外旅行保険に入りますよね。最近は、クレジットカードに付帯している海外旅行保険のサービスを利用している人も多いでしょう。何事もなく済んでしまえばよいのですが、万が一保険を使うことになったら、現地ですぐさま行動開始です……! 

盗難証明書を英語で言うと?

まず、「海外旅行保険」はtraveler's insuranceです。海外旅行で病院に行くことになったときは、こんな風に伝えるといいですね。

I have traveler's insurance.
(私は海外旅行保険に入っています)

さて、盗難にあった場合でも病院に行った場合でも、保険金を得るには、いろいろと必要な書類があります。中には、旅行先にいるうちに手配しておかなければならないものもあります。

たいていの保険会社で、emergency service center(緊急サービスセンター)を設けているので、保険の書類を見て電話番号を確認し、電話をしてみましょう。今は日本語で対応してくれるところが多いので、保険金をもらうには何をすればいいか、メモを取りながらしっかり聞きましょう。

盗難にあったときは、当然ながらまず警察に届けます。とはいっても自分でいきなり警察に電話するのは不安かもしれませんね。英語圏以外では、うまく英語が通じないということもあり得ます。そこで、ホテルの人にこんな風に頼んでみましょう。

My wallet was stolen.
(マイウォラトワズストウルン/私の財布が盗まれました)

Could you please call the police?
(クドュープリーズコールザパリース/警察に電話してもらえませんか?)

I need to get the certification from the police.
(アイニートゥゲザサーティフィケイシャンフラムザパリース/警察から証明書をもらう必要があるんです)

「盗難証明書」は、正式にはcertificate of theftと言います。盗難にあった日時や場所、盗まれたときの状況などを記述する必要があるので、警察に聞かれたら、例えばこんな風に説明しましょう。

It was stolen yesterday, around 5 o'clock in the afternoon.
(イトワズストウルンィエスタデイ、アラウンファイヴォクラクィンジァフタヌーン/昨日、夕方5時ごろ盗まれました)

I was walking near the Fifth Avenue. Somebody bumped me and after that, I noticed my wallet was missing.
(アイワズウォーキンニアザフィフスァヴェニュー。サムバディバムプトミーアンアフターザト、アイノウティストマイウォレトワズミシン/5番街の近くを歩いていたんです。誰かがぶつかってきて、その後、財布がなくなっていることに気づいたんです)

犯人の様子なども尋ねられるかもしれませんが、ひとまず言えるだけのことを伝えておきましょう。英語圏以外の国では、ホテルの人に通訳を頼むといいかもしれません。

盗難証明書は、恐らく現地語で発行されるはずですが、保険会社に提出する書類はそのまま提出してもいいようになっているかと思います。このことは、念のため緊急サービスセンターに確認しておきましょう。

なお、飛行機に預けた荷物が盗難にあった場合は、航空会社に言えば、PIR(=Property Irregularity Report)(手荷物事故報告書)という書類を発行してくれるので、わざわざ警察に行く必要はありません。一方、パスポートを盗まれた場合には、日本大使館または領事館で再発行してもらうことになりますが、再発行手数料に対して保険金が支払われることもあるので、この場合も警察の盗難証明書および手数料の領収書などをもらっておくようにしましょう。

治療費を保険でカバーするには?

doctor
doctor(医師)は英語を話せることが多いようです
海外旅行で病気になったりけがをしたりして、「病院に行かなくては……!」ということになったら、まずは保険会社の緊急サービスセンターに電話しましょう。保険会社が提携病院を紹介してくれ、そこで治療を受けると、現地で自分で治療費を払う必要がなく、保険金で支払いを済ませることができる場合があります。

保険会社に病院を教えてもらったら、病院の名前を書いたものなどを見せながら、ホテルの人にこう頼んでみましょう。

I'd like to go to this hospital. Could you please take me there?
(アイドライクトゥゴウトゥディスハスピタル。クドュープリーズテイクミゼア/この病院に行きたいんです。連れて行ってもらえますか?)

少し余裕があったら、If I get treatment in this hospital, the cost will be paid by the insurance company.(この病院で治療を受けたら、私の治療費は保険でカバーされるんです)のように説明してもいいでしょう。

病院では、こんな風に言って、治療を受ける際にあらかじめinsurance policy(保険契約証)を見せておきましょう。

I have traveler's insurance. Here's the insurance policy.
(アイハヴトラヴェラーズォインシュアランス。ヒアジィンシュアランスパリシー/私は海外旅行保険に入っています。これが保険契約書です)

病気やけがの場合、書類手続きに気を使うような余裕があまりないかもしれませんが、保険手続きをするには、しっかり必要なものを手に入れておかなければなりません。まず治療が終わったらこう言ってmedical certificate(診断書)をもらっておきましょう。

Could I have a copy of medical certificate?
(クダイハヴメディカルサーティフィケイト/診断書のコピーをいただけますか?)

さらに、現地でいったん自分で支払いを行う場合は、後で請求を行うために、receipt(領収書)をもらっておきます。事故でけがをした場合は、警察のaccident report(事故報告書)が必要なこともあります。その場ですぐに発行してもらうことができなくても、後からFAXで送ってもらったりすることが可能なので、ホテル、病院、警察など一通り連絡先を控えておくようにしましょう。

「英語が話せないから……」と不安に思うこともあるかと思いますが、知っている限りの言葉を使って、最低限必要なことだけでも、確実伝えられるようにしておきたいですね。
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