travelとtripの違い
travelとtripの違いとは? travelは実は動詞
ちなみにjourneyは「道のり」とか「行程」というイメージ
A travelは日本人にとってはとてもなじみのある語ですが、実は英語では普段動詞として使われることが多いのです。
■I traveled around Europe.
(アイトラヴェルダラウンドューラプ/ヨーロッパを旅して回りました)
■I usually travel alone.
(アイユージュアリトラヴェルアロウン/普段は一人旅なんです)
名詞のときは基本的にtripを使うと思っておけばOK。特に、1回1回の旅行を指すのに使われます。
■How was your trip?
(ハウワズュアトリプ/旅行どうだった?)
■I'll take a trip to Hawaii.
(アイルテイカトリプトゥハワイ/ハワイに旅行に行くの)
ただし、tripは「(いろいろな)旅」という一般的な意味にならないので、「私は旅が好き」はI like trip.にはなりません。一方、travelは動詞としてのイメージが強いので、I like travel.もイマイチ。では、「私は旅が好き」を果たして英語でどう言えばいいかというと?
travelingを使いこなそう
「旅行が好き」は、実はI like trip.でもI like travel.でもない?ではどう言えばいいかというと、こんな言い方が一般的です。
宇多田ヒカルの歌に「travel」でなく「traveling」というのがあります |
(アイライクトラベリング/私は旅が好きなんです)
travelingと動名詞にすると「旅行すること」という意味になり、「旅をすることが好き」という感じがうまく出ます(なお、イギリス英語ではtravellingとlが2つになります)。英語にはこのように、「名詞だと思っていたら実は動詞としてよく使う」「名詞として使いたいときは動名詞にするとしっくり来る」という単語がいくつかあります。
■We went skiing last week.
(ウィウェントスキーイングラストウィーク/先週スキーに行きました)
skiは「スキーの板」のことを指したりします
ちなみに、snowboardも「スノーボード」という名詞であると同時に「スノーボードをする」という動詞で、動名詞snowboardingを使ってI like snowboarding.(スノーボードが好き)のように言います。
■Cooking is fun.
(クキングィズファン/料理は楽しい)
cookは名詞だと「料理人(いわゆるコック)、料理をする人」で、動詞で「料理をする」です。Cook is fun.だと「コックは楽しい」(?!)になってしまうので、「料理は楽しい」と言いたいなら、Cooking is fun.としなければなりません。
このほか、dive(ダイビングをする)/diving(ダイビング)、sail(航行する)/sailing(航行)なども、典型的な「動詞/よく使われる動名詞」の例です。動名詞は慣れないと言いづらいかもしれませんが、試しにI like traveling.から使ってみてください!
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