「ちょいユル」でおしゃれなマイナプキンのススメ
テーブルセッティングが決まっていると、家族も手伝いやすいのです |
食事が終わったら、きれいに畳んでキッチンの棚の決まった場所に置いておきます。また、明日も使えるように。ここには家族の分のナプキンが重ねて置けるようになっています。
食事ができたから、テーブルの準備をお願いねと声をかけられたら、それぞれの席にランチョンマットを敷き、カトラリーとコップを並べてこのマイナプキンを置きます。ナプキンのある場所が、その人の座る席。前の日のトマトソースのしみがちょっとぐらいついていたって、OK! 結局、私はそのナプキンを5日間使い続けました。そろそろもう無理かな、と思った時点で、このナプキンは洗濯機へ。
「自分のナプキンは自分で管理して、週末まで使う。これがわが家流よ。よろしくね」と、ママン。
清潔信仰にとらわれなくても、気持ちよく暮らすことはできると思いませんか? |
最初は???と思った私も、やがて「過剰な清潔感覚で暮らしをきゅうくつにしていたのは、私のほうだったのかも」と気付かされるようになりました。
考えてみれば、明治生まれの私のおばあちゃんも、フランスのママンと同じことをしていたのです。でも、いま日本で落ちたものを食べたり、汚れたナプキンを食事時に出されたら、ちょっと抵抗がある。食事時に大量にティッシュを使うのも、そんな日本の過剰な清潔感覚のゆえんなのかもしれません。
でもね、このフランスのママンのマイナプキン習慣、私はとってもいいものだと思いました。食事のたびに自分が使うものをきちんと管理して並べる。自分の責任で、それを大事に使って、食後はまたしまっておく。暮らしの中に、そんな道具があることが、食卓の雰囲気をちょっと和やかにしてくれるような気がするのです。
ナプキンをあれこれ集めるのも楽しいものですよね |
最近はかわいいキッチンクロスがいろいろ売られているので、家族のお気に入りをそれぞれ用意して、自分のナプキンを数日はちゃんと管理して使い続けるという習慣を持ちましょう!
だいじょうぶ、ちょっとぐらい汚れたって平気、平気。そんなちょいユルな感覚が、気持ちの余裕を生み、家事の手間も減らしていきます。自分のナプキンを使い続ける。そんな習慣の中にあるのは「不潔」とか「汚い」という言葉で表現されるものではなくて、もっと背筋の通った、暮らしの信念みたいなものじゃないのかな。だから、ついつい手がのびるティッシュの箱は、食事時はテーブルから手の届かないところへ。
(もちろん、ちょいユルにも限度はありますから、こぼした牛乳を拭いたり、大量の汚れがついたナプキンはすすいで洗濯機に入れてね!)
マイナプキンでおしゃれにエコ。子どもたちにもスマートでおしゃれなテーブルマナーを身につけて欲しいですよね。次回は、そんな子どもたちにもぴったりなマイナプキンの応用編をお送りしますよ。
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