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赤星たみこさんに聞くダメ夫ちゃんのしつけ(2ページ目)

家事スタイルインタビューの今回は、『ダメ犬ちゃん夫のしつけ37のルール』著者で漫画家・エッセイストの赤星たみこさんにお話を伺いました。必見!

執筆者:毎田 祥子

仕事場を兼ねた自宅はとても素敵でシンプルな和風モダン。オーダーメイドの障子も綺麗です。

教えるなんて大それたこと

「家事を教えるなんて、大それた考えですよ」と赤星さん。

「家事を教えてほしいなんて思っていない人におしつけてもムダです。『聞いていただく』『家事してくれたらありがたい』くらいの感じを念頭においておくとよいと思いますよ」。まずは、自分の考え方からみなおしてみることですネ。

そして、夫のしつけは子育てと一緒。「気長に根気強く、10年後に2つでも3つでも変わったらすばらしいと思う」こと。「母親」の気分、「女神になったくらいの」気持ちで見守ることだそうです!


あなたの鼻の穴の形って素敵!

いざしつけようと思っても、「忙しさで今では会話も少ない」という方もいます。そんなご家庭には「まず会話をすること」。「会話はよい夫づくりの土壌」です。

会話が続かないのだったら、とりあえず「褒めてみること」だそう。

「それも、『あなたの鼻の穴の形って素敵』という風に、意外なところから言ってみると、『え?』と反応します。そこですかさず『ほら俳優の○×に似てない?』と続けます。褒められてイヤな気がする人はいません。いいきっかけになりますよ」。

観察する

「たとえば『片付けて』と頼んだとしても、私が思う『片付いた状態』とカレが思うものとは、一致しません。また、育ってきた環境や文化も違います。彼の意識や好みが本当はどこにあるのか、"ズレ"も含めてよく観察して、その結果を尊重して進めていくとよいですね」。

『ダメ犬ちゃん夫のしつけ37のルール』には、夫の"ダメ犬ちゃん度"を診断するチェックリストが、レベル1からレベル4まで載っています。

レベル1では「トイレや風呂場など、つけた電気は自分で消している」「どの棚にどの食器、調味料があるか知っている」「脱いだ衣類をどこかにためこんだりしていない」「着替えは自分で用意している」など15項目でチェックします。

レベル1ではチェックが10以下だと「典型的なダメ犬ちゃん」。「ときには優しく、ときには手取り足取り教え、優しく導いて」、「家事をする発想自体ない夫」を少しでも自立度アップなど、夫の傾向とこれからの対策を診断してくれます。

家事は快適に生きていくために必要なこと

ご夫妻がともにおっしゃっていたのは、「家事は、自分が快適に生きていくために必要なこと。健康に生きるために、誰もがやるべきことですよ」ということ。

「それにこれからの世の中、男は家事できた方がモテます」とのことでした。

今ではお二人ともが家事を自然に分担しているというご夫妻のお宅は、愛猫4匹やアシスタントさんなど仕事関係者が頻繁に出入りしているとは思えないくらい、シンプルで整理整頓が行きとどいています。お部屋の様子は、「シンプルライフ」ガイド金子さんの記事『漫画家・赤星たみこさん』をぜひご覧になってくださいね!


さて、夫の傾向と対策をチェックできたら、次回は、赤星たみこさんインタビュー後編、夫のしつけのコツ。「プライドのくすぐり方」「好奇心のそそり方」など、すぐできるテクニックについてのお話をご紹介します。お楽しみに!


【関連サイト】
  • 赤星たみこさんホームページ
    AKABOSHI.COM

  • 他の方の家事スタイルもどうぞ
    『共働きの家事スタイル・インタビュー』リンク集 

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