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男のイタリア料理 ノドグロのアクア・パッツァ風

東京のイタリア料理店名としてもおなじみの『アクア・パッツァ』とは、実はナポリの名物郷土料理。素朴でシンプルな料理だが、魚の旨みとオリーブオイルが渾然一体となったその味にやみつきになること間違いなし。

土屋 敦

執筆者:土屋 敦

男の料理ガイド

アクア・パッツァ
ノドグロのアクア・パッツァ風
日本では「アクア・パッツァ」と略され、すっかりおなじみの一皿。できたては香りもすばらしく見るからにおいしそうな料理です。もともとはイタリアはナポリの素朴な漁師料理だそうですから、とにかく新鮮な魚を使い、強火で鍋をがちゃがちゃ動かしながら豪快に料理してみましょう。

ノドグロ
佐渡産ノドグロ
今回使ったノドグロは日本海側ではおなじみの魚。正式名はアカムツといいます。石川から新潟あたりのものが身も引き締まって脂ののりも良く、特に味が良いようです。
ノドグロ以外なら、身が締まって脂が適度にのった白身魚で作るとよいでしょう。おすすめはイサキ。それ以外ならスズキやタイ、キンメダイなどで試してみて下さい。

材料

(2人分)
ノドグロ(20cmぐらいのもの):2尾
長ネギかポロネギ:半本~1本
ケイパーの塩漬け:20粒ぐらい
ミニトマトを干したもの:20個ぐらい(あるいは市販の乾燥トマト2~3個)
黒オリーブ:5~10個ほど
ニンニク:一片
:少々
エキストラ・バージン・オリーブオイル:100~150cc
野菜(ブロッコリ、アスパラガスなど、好みで)

作り方

料理に取りかかる前にまずは干しミニトマトを作っておきます。(ガイド記事の「ドライトマトの作り方」を参照してください)

天日干しのドライトマト
天日干しのミニトマト
トマトを半分に割り、晴れた日なら2~4日間ほど干す。すぐ使うので完全に乾かなくてもいい。むしろ、まだ水気が残った半乾燥の状態のほうがうまいです。
サンマルツァーノ種などのイタリアン・トマトの場合は天候にもよりますが1週間ぐらいかかるかと思います。100度~110度に熱したオーブンで半日ほどで乾燥させるやり方もあります。
大量に作ってオリーブオイルに漬けて保存しておけば、パスタなどいろいろな料理に使えるのでこの際だから、たくさん作っておきましょう。

そしてこの干しミニトマトを利用して、いよいよアクア・パッツァ作りのスタートです。 味は落ちますが、もちろん市販のドライトマトを使ってもいいですよ。
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