ビジネス英会話/電話対応

電話英会話の基礎……とっさの電話で使えるビジネス英語!

突然会社に英語で電話がかかってきたら、どう対応したらよいでしょうか? とっさに使えるビジネス英語を覚えておきましょう。いざというときのための電話対応法をご紹介いたします。分からないまま、会話を進めることがないように注意しましょう!

竹村 和浩

執筆者:竹村 和浩

ビジネス英会話ガイド

とっさの電話で使えるビジネス英語!

とっさの電話で使えるビジネス英語

英語の電話は慌てず『決まり文句』で対応する!

英会話で一番難しいのが、「電話での英会話」だといわれます。それは、一つには、顔が直接見えないため、「言語」以外のコミュニケーションツールがまったく使えず、「音声」のみの勝負となってしまうからです。
   

英語の電話は、まずは慌てないこと!

会社に突然、英語で電話がかかってくると、よくあるケースが、「慌ててしまって」きちんとした対応ができなくなってしまうことです。(ひどい場合には、保留にもせず、受話器を持ったままの慌てぶりが、そのまま受話器から流れてしまうこともあります。)

まずは、慌てず、また電話口の相手の英語がいかに早口だったとしても、こちらは「慌てず」に、ゆっくりと会話することが大切です。相手に釣られてつい早口になってしまうと、益々相手も英語を話す速度が速くなり、もっと「慌てる」ことになりかねません。

そのためには、ゆっくりと英語を話すと、相手もそれに合わせてくれて、英語が聞き取りやすくなる場合があると心得ておきましょう!簡単なテクニックですが、この『ゆっくり話す』は使えます。

近年では、海外からの引き合いも増え、たとえ国内のみをターゲットとしたドメスティックな中小規模の国内企業であっても、突然に海外の企業から引き合いや、問い合わせの電話が入っても、珍しくない時代になってきています。せっかくのビジネスチャンスを逃さないためにも、日頃から、英語でかかってくる電話対応を準備しておく必要があります。
 

まずは、英語のできる部署、人に代わるための英語!

もしも、どうしても、自身の電話での英語に自信がない場合は、せめて、企業イメージを損なわないためにも、「英語が話せるものに、変わります。」という表現ぐらいは、きちんと覚えておくとよいと思います。

"I'll get someone who speaks English."
(英語が話せるものに変わります。)

また、つい「慌てて」しまい、とっさにどういったらよいか分からない場合には、「お待ちください。」という表現だけでもいって、まずは保留にするのも一つです。

"Hold on, please."
(そのままお待ちください。)

あるいは、

"One moment, please."
(しばらくお待ちください。)

これで十分です。
 

初期対応をマニュアル化しておく!

次に、とっさの英語の電話対応に役立つ方策としては、初期の電話対応をマニュアル化しておくことが大切です。

先にご紹介した、「そのままお待ちください」"Hold on, please."や、"Let me pass through you to a person who speaks English."などもその一つですが、ある程度使われる電話の英語表現をまとめた対応マニュアルを用意しておくとよいでしょう。

当サイトにも、2つの電話英語対応マニュアルがありますので、是非、リンクしておかれることをお勧めいたします。かなりの表現まで網羅しているつもりです。

国際電話のかけ方 All About 「ビジネス英会話」
国際電話の受け方 All About 「ビジネス英会話」

印刷もできるようになっていますので、机上に備えておくと便利です。
 

英語の電話応対は、いつくかのパターンの暗記から!

英語の電話は慌てず『決まり文句』で対応する!

英語の電話は慌てず『決まり文句』で対応する!

日頃からも、電話で使われる一般的な受け答えの英語表現は、まずは丸暗記し、口慣らしをして、いつでも使えるように準備しておくことが何より大切であるといえます。とにかく、英語の電話対応では、慌てず、また相手の英語が聞き取れなくても、何度か聞き、失礼のない段階で、対応ができる人と、バトンタッチするように準備をしておくとよいでしょう。

ビジネス英語は、日常会話とは違って、いくつかの決まった表現が多くありますから、意外にも丸暗記は功を奏します。パターンに慣れたら、より複雑な表現や、日頃からこれを英語で言ったらどうなるかを、気にして英語表現を覚えるようにする必要があります。
 

電話こそ英語の発音力が問われる

さらに、電話の英語対応で、実は重要な要素があります。それは「発音」です。

英語は、「大声で話せば通じる」とか、「いくつかキーになる音さえ気をつければ、通じる」とか、それらしい、方法論はいくつも耳にしますが、実際の英語の音というのは、日本語とはかけ離れた音で構成されており、やはり、一つ一つの音(ちなみに英語音は、全部で約50音ある。)をしっかりと丁寧にマスターする必要があるといえます。

とりわけ、電話の英会話では、頼るべきが、「音」のみであるので、相手にとって、聞き取りやすい少なくとも正確な英語の発音は身に着けておく必要があるといえます。

正確な発音に、使える英語表現を加えれば、英語の電話を恐れることは無いといえます。また、電話の英語に限らず、会話では分からないことは、すぐに分からないと正直に伝えることも、円滑なコミュニケーションでは、重要なことです。分からないまま、会話を進めることがないように注意しましょう!

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