正式発表!知的財産検定新試験はグローバル標準!
既に「7月にも新試験・知的財産検定が国家検定に」で第一報をお伝えしたとおり、今年7月、あの「知的財産検定」が厚生労働省の技能検定「知的財産管理技能検定」として国家検定化されます。これに先立ち、3月18日に指定機関である中間法人知的財産教育協会から、新試験の概要が正式発表されました。
それによると、試験は高度な実務能力を問う1級から、知財人材の裾野拡大を図る3級までの3段階で行われ、それぞれ学科試験と実技試験を実施(1級のみ面接による実技試験)。
特に3級は国連機関の知的財産教育プログラムに準拠、3級の内容およびレベルについては、国連の専門機関であるWIPO(世界知的所有権機関)が開発した世界共通の知的財産教育プログラムに準拠したものとなります。
ちなみに、検定試験のグローバル化の視点から、認定協会では3級試験を諸外国で活用できるよう、日本以外の諸外国における著作権を、WIPOに無償譲渡することを申し入れているんだとか。
また、縦割り意識の根強い省庁の世界にあって、「知的財産管理技能検定」に限っては、試験委員に特許庁、経済産業省(知的財産政策室)、文化庁(著作権課)、農林水産省(種苗課)の各省庁が参画、日弁連、日本弁理士会のバックアップもあり、新検定への期待の高さが伺えます。
※参考リンク
知的財産教育協会:国家試験 知的財産管理技能検定
ママのキャリアアップを応援!大学講座に託児サービス
少子高齢化時代を向け、大学も生き残りに必死。そのためか、今多くの大学が競って力を入れているのが社会人や地域に門戸を広げるエクステンションセンターや公開講座です。これまで、夜間開講や都心のサテライトキャンパスなど、働きながら学びたいビジネスパーソン向けのサービスは充実していましたが、今回京都・龍谷大学が発表したのは、子育てをしている母親向けの託児付き講座。
その名も「子育て応援プログラム」と名づけられたこの講座、4月から大津市の瀬田キャンパスでスタートするもので、そのラインナップも就業支援のためのビジネス関連講座から子育てノウハウまで、充実の34講座。
目玉は、キャンパス内に設けられた託児所で、ママたちの勉強中、就学前の乳幼児をここで預かってくれるそう。
厚生労働省の「マザーハローワーク」の推進など、子育て中の女性のキャリアアップ支援は社会全体の大きなテーマの一つ。同じようなサービスを導入する大学は、これからも増えるかもしれませんね。
※参考リンク
龍谷大学:RECコミュニティーカレッジ
詳しくは、必ず上記サイトをご確認ください。