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日本発の新セキュリティ資格
セキュリティ資格といえば、国家資格の情報セキュリティアドミニストレータ。しかし、これは基礎理論が中心の管理者向け試験です。
より実践的なベンダーニュートラル資格として、「SEA/J」があると聞き、主催者へのインタビューと受験をしてきました。

SEA/Jとは

セキュリティ・エデュケーション・アライアンス・ジャパン(Security Education Alliance / Japan)、通称SEA/J(シージェイ)は、2002年7月にセキュリティの教育及び技術認定団体として設立されました。現在9社のアライアンスにより任意団体として活動しています。特定のベンダーに依存しない、ベンダーニュートラルなセキュリティのIT資格です。3つのコースがあります(以下、SEA/Jホームページより引用)。
●情報セキュリティ技術認定[基礎コース]
  セキュリティ・リーダのために情報セキュリティ全般の知識を網羅した教育・資格
●情報セキュリティ技術認定[応用コース・テクニカル編]
  セキュリティ・エンジニアが、セキュア・ネットワークを構築するための実践的な教育・資格
●情報セキュリティ技術認定[応用コース・マネジメント編]
  セキュリティ・マネージャが、セキュリティ体制を構築・運用するための教育・資格
[アライアンス9社](50音順)
RSAセキュリティ株式会社、株式会社 大塚商会、ソフトバンクBB株式会社、株式会社 ディアイティ、トレンドマイクロ株式会社、日本ベリサイン株式会社、株式会社 ヒューコム、マイクロソフト株式会社、マカフィー株式会社


SEA/J試験の動向

試験実施の狙いや受験者の最新動向などについて、主催団体の持田事務局長にインタビューしました。
持田 啓司 事務局長


-- SEA/J実施の背景は?

国内では、数年前から技術者不足が叫ばれており、総務省の情報通信ソフト懇談会最終報告書(2003/12月)によると、情報通信人材の不足は42万人、うちセキュリティ人材は12万人と推計されています。

アライアンスの9社としても、セキュリティ商材を扱う中で、顧客企業のセキュリティ対策を高めていくには製品の導入だけでは限界があると認識しています。つまり、技術者からユーザー層までを含めたセキュリティ教育の必要性を痛感していました。

-- それで、SEA/Jはどのように取り組んでいるのですか?

SEA/Jでは、IT関連企業だけでなく、ユーザー企業においても総合的なセキュリティ対策が企業発展の鍵を握ると考えました。そして、IT関連企業の従業員やユーザー企業のシステム部門社員が必要となるセキュリティ知識全般を習得できる教育から開始しました。

-- 資格の前に底上げが必要ということで、教育活動から着手されたわけですね。

そうです。教育には3コースあります。「基礎コース」は、セキュリティスキル項目全般を理解できるよう、広範な知識を習得できます。また、「応用コース」では、テクニカル編とマネジメント編の2コースにより、ネットワーク技術を中心としたシステム的な対策と、ISMSなどの管理手法や監査の概要を習得できます。

それぞれの教育の結果として、技術を認定する資格制度を創設しました。

受験生の動向や情報セキュアドとの比較は?>>次ページヘ