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ほんとに知ってる?定番資格【色彩検定編】(3ページ目)

先日発表した「みんなが通信講座で学んでみたい資格」でも5位にランクイン、幅広い層の人気を集める「色彩検定」。「仕事に活かせる資格」としての効果はいかに?

いぬかい はづき

執筆者:いぬかい はづき

仕事に活かせる資格ガイド

「色彩検定」の対策

「色彩検定」試験の合格率は、

【1級】26.60%【2級】56.14%【3級】72.82%(2006年度データ)

過去の推移を見ても、3級70%前後、2級50%前後、1級10%前後という数字は、あまり変わっていません。
 

≪対策≫
前述のとおり、1から3級まで、出題範囲自体はそれほど変わらないものの、上級にいくほど、各領域に関するより正確、より詳細な知識が求められる傾向があり、それが合格率の推移に直結していると言えるでしょう。
一般に考えられている以上に、奥が深いのが色の世界。たとえば、通常印刷などで使われる色は記号や番号で全て体系化されていますが、その知識だけでも驚くほど膨大。暗記モノをいかに制するかというのが、ひとつのポイントになりそうです。
独学派も通信・スクール派も、とりあえず公式テキストのほかに、市販の問題集と参考書を1冊ずつはおさえておきたい。


■公式テキスト&問題集
色彩検定受験のための公式テキスト
改定の案内などもここで。なお、ここでは、級ごとの出題例を見ることもできる。
中小企業診断士試験参考書(売れている順番)
おなじみAmazon.co.jpで、まずは売れ筋をチェック。


■独学派のあなたにお薦め
特に、暗記モノに強い人、ファッション関係に勤めていて既に基本的な知識を身につけている人などであれば、独学でも十分合格圏内。ただし、実技試験となる1級の2次試験は、試験会場で「色票」と呼ばれる色表を切ったり貼ったりしながらカラーコーディネートを仕上げていくというもの。もちろん参考書にも模範回答はあるものの、その性質上、「この組み合わせ」以外はダメ、というものでもないので、かえって勉強しにくい面もあり。独学でも、こうしたときに客観的なアドバイスを仰げるサポーターを見つけておくことが必要でしょう。
また、試験で必須となるのが、色相系統に実用的な色をプラスした199色の配色カード。試験のときには、このカードを素早くめくれるようになっておいた方が有利なので、練習が必要です。

※お薦めサイト
色の資格 その3 「色彩検定」合格への一歩
カラーコーディネーターであるガイドが伝授する、「色彩検定」基本のキ。
色彩検定試験情報
試験勉強法、体験談、無料メルマガ「色彩検定色彩用語マガジン」など、多彩な情報を網羅。
色彩掲示板
受験者向けコミュニティ。どうしても情報不足になりがちな独学だからこそ、仲間との情報交換は欠かせない。
2・3級色彩コーディネーター検定情報
過去問の傾向分析や参考書情報など、合格に役立つ情報が豊富。


■通信講座・スクール活用派
実技試験のことなども考えると、独学では、どうしても情報不足になりがち。また、資格取得だけが目的ではなく、取得後にカラーコーディネーターなど、「色彩」関連の仕事をしていきたいという人なら、試験対策というだけでなく、人的ネットワークを作るためにスクールを活用するというのもひとつの手でしょう。というのも、多くの試験対策講座が講師に現役のカラーコーディネーター、カラーリストを配しており、その道のプロとのコネクションを作る場となっているから。加えて、試験対策講座とあわせて、「カラーコーディネーター」「イメージコンサルタント」などのプロフェッショナル養成講座を開講しているケースも多いため、より効率的に仕事に結び付く知識・スキルを習得しやすいかもしれません。

人気資格の良いところは、多くのビジネススクールで教育訓練給付の対象講座となっていること。制度を利用すれば費用をぐっと抑えることができます。速習コースなど短期間で学べる講座を利用すれば、期間短縮にも役立ちます。

教育訓練給付制度[検索システム]
お目当ての「色彩検定」講座が教育訓練給付の対象か調べることができます。


 >>せっかく勉強するのだから、それなりの効果は期待したい。気になる「色彩検定」の効果を次ページで解説します!
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