通信教育の売り文句は「継続は力なり」。この宣伝文句は嘘じゃありません。送られてくる教材をしっかりと自学自習し、提出課題に取り組み、復習をすれば、合格に必要な力をつけることは十分可能です。
ただし、自学自習だからこそ、通信教育をきちんと続けるのは至難の業。働きながらでも手軽に始められるだけに、とりあえず受講申し込みはしたものの、テキストをぱらぱらめくっただけで、気がついたら受講期限が終わっていた・・・なんていうこともありがち。途中で挫折した経験を持つ人は少なくないでしょう。
せっかく始めた通信教育、なんとか「継続は力なり」を実現したい!というあなたに、通信教育の「強み」「弱み」を踏まえた学習法をご紹介します。
▼通信教育VSスクール それぞれの強みと弱みを確認
挫折知らずの通信教育学習法を探るために、まずは通信教育の強みと弱みを、スクール通学との比較で確認しておきましょう。
◆通信教育・スクール比較表◆
通信教育 | ○取り組みたい時間に取り組むことができる(時間の制約が無い) ○「自学」するので、受け身にならずに実力をつけることができる ×強制力が無いので、自分でやらなければ勉強は全く進まない ×何が学習のポイントなのかを知るのに時間がかかる |
スクール | ○その時間その場所に行かなければ学べない(強制力がある) ○合格に必要なポイントを「目」と「耳」で学ぶことができる ×自分のペースで勉強することができない ×「授業を聞くだけ」の受け身学習になりがち |
通信教育の「強み」はそのまま、「継続学習」の助けになるはずです。
すなわち、
(1)時間の制約が無い
忙しいビジネスパーソンにとっては、細切れ時間を活用したり、早朝・深夜など、自分の勉強しやすい時間帯に学べることは最大のメリットです。特定の時間、場所でなければ学べないスクール通学と違い、教材とちょっとした空間さえあれば、そこが教室、というわけです。
(2)受け身にならずに実力をつけることができる
通信教育を使って学ぶということは、「自分で学習する」覚悟を持つ、ということ。それは「1人きりで学ぶ」ということではなく、誰かに頼らず、自分の手を動かし、五感を働かせて学ぶことです。誰に強制されたわけでもないのに「自分がこれだけやった」という経験は「自己効力感」(自分には「それができる」という自信を持つこと)を高めます。その結果、益々学習意欲が上がり、「継続」につながる、というわけ。
→それでは、通信教育の「弱み」はどうやって補えばいいのでしょうか?次ページでご説明しましょう!