<目次>
韓国語 濃音化のポイント
「濃音化」を攻略してみよう!
「ㄱ」「ㄷ」「ㅂ」「ㅅ」「ㅈ」の後の「ㄱ」「ㄷ」「ㅂ」「ㅅ」「ㅈ」は、それぞれ「ㄲ」「ㄸ」「ㅃ」「ㅆ」「ㅉ」になります
早速、例を見てみましょう。・백번(100回):パッチム「ㄱ」+ 次が「ㅂ」で始まります→「ㄱ」+「ㅂ」→[백뻔]
・찾다(探す):「ㅈ」+「ㄷ」→[찯따]
・덥고(暑くて):「ㅂ」+「ㄱ」→[덥꼬]
以上のように、太字で表した部分が「濃音」になっていますね。これが「濃音化」の代表的なパターン。濃音は、濁らない音で強く言うのがポイントです。後ほど、練習問題をしてみましょう。
ㄹ連体形の後は濃音で発音します
「ㄹ連体形」というと、ピンとこないかもしれませんが、文章で見てみるとお分かりになると思います。1.「오늘 학교에 갈 거예요」
(オヌル ハッキョエ カルコエヨ/今日、学校にいくつもりです)
2.「내일 갈 곳이 어디예요?」
(ネイル カルコシ オディエヨ/明日行くところはどこですか?)
3.「저는 할 게 많아요」
(チョヌン ハルケ マナヨ/私はすることが多いです)
以上の文章の太字で表した部分の「ㄹ」のことを、「ㄹ連体形」と言います。この後に来る音は、「濃音」で発音するのですが、するとそれぞれ以下のような発音になります。
1.[갈 꺼예요]
2.[갈 꼿이]
3.[할 께 많아요]
日本語話者の方は、例えば「갈 거예요」を「カルコエヨ」でなく「カルゴエヨ」と濁音で話されることが多いようです。この発音を濃音で綺麗に言うことができると、かなりネイティブらしく聞こえるので、意識して澄んだ高い音で話すよう心がけてみてください。
意味を持った2つの単語からなる合成語の場合
「용돈(ヨントン/お小遣い)」の実際の発音は、濃音化して、[용똔] |
「意味を持った2つの単語からなる合成語」とは、どういうことなのでしょう。早速、例を見てみましょう。
・비빔밥(ビビンパ):「비빔(混ぜる)」+「밥(ご飯)」→[비빔빱]
・길가(道端):「길(道)」+「가(端)」→[길까]
・술잔(杯):「술(お酒)」+「잔(杯)」→[술짠]
以上のように、一つの単語なのだけれど、元々別の意味を持つ単語が合わさっている場合、2つめの言葉は濃音化しています。「濃音化」には、こういったパターンもあるのです。
漢字語で、パッチム「ㄹ」の後の「ㄱ」、「ㅅ」、「ㅈ」
これも早速、例を見てみましょう。・발달(発達):「ㄹ」+「ㄷ」→[발딸]
・발전(発展):「ㄹ」+「ㅈ」→[발쩐]
・결정(決定):「ㄹ」+「ㅈ」→[결쩡]
・활동(活動):「ㄹ」+「ㄷ」→[활똥]
・결석(欠席):「ㄹ」+「ㅅ」→[결썩]
以上の漢字語は、割と頻度の高い語彙ですね。活用規則のパターンを暗記するよりは、これらの言葉を何回も発音して身に付けるようにしましょう。
その他の漢字語
その他、漢字語は「濃音化」が起こりやすい特徴を持っています。頻度の高い単語から、一つ一つ覚えるのがベスト。早速、例を見てみましょう。・성격(性格)→[성껵]
・사건(事件)→[사껀]
・치과(歯科)→[치꽈]
・한자(漢字)→[한짜]
・사주팔자(四柱推命)→[사주팔짜]
濃音化する漢字語というのは、意外とたくさんあります。普段から耳を澄まし、聞き取ってみてくださいね。
濃音化を一気におさらい!
見返しながらでも良いので、チャレンジしてみましょう!
1.식당(食堂)→ [ ]
2.학생(学生)→ [ ]
3.할 수 있어요(できます)→ [ ]
4.올 것 같아요(来るようです)→ [ ]
5.강가(川辺)→ [ ]
6.갈등(葛藤)→ [ ]
7.글자(文字)→ [ ]
8.문법(文法)→ [ ]
※答えはこのページ一番下にあります
以上、「濃音化」を見てみました。これらを一気に覚える必要はありません。「あれ、どんなときに濃音になるんだったっけ?」と思う度に、この記事を開いてみてください。代表的な単語を何回も見、発音する度に、自然と身につくでしょう。一歩一歩、ネイティブのような発音に近付いて行きましょうね!
【【練習問題の答え】】
1.[식땅]
2.[학쌩]
3.[할 쑤 있어요]
4.[올 껏 같아요]
5.[강까]
6.[갈뜽]
7.[글짜]
8.[문뻡]
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