韓国語の助詞「てにをは」を学ぼう

韓国語の助詞「てにをは」を学ぼう

アンニョンハセヨ? 韓国語は日本語と似ている! とはいっても、微妙な違いで若干混乱してしまうことも。今回は、私たちが間違えやすい「てにをは」……、そう、助詞について整理してみたいと思います。「友達会う」、「旅行行く」って、韓国語で何て言うのでしょうか?
   

韓国語「てにをは」の使い方1:~に

「学校に行く」。「~に」の前に場所が来るときは?

「学校に行く」。「~に」の前に場所が来るときは?

日本語の助詞「~に」。「学校に行きます」、「スミさんに送りました」など、会話で頻繁に登場しますね。よーく見ると、下の例文のように「~に」の「~」の部分に、場所が入る場合と、人が入る場合があるようです。

1.「学校行きます」
2.「会社あります」
3.「スミさん送りました」

これらの「~に」は、それぞれ韓国語で言うと、

1.「학교 가요」(ハッキョエ カヨ)
2.「회사 있어요」(フェサエ イッソヨ)
3.「수미 씨에게 보냈어요」(スミシエゲ ポネッソヨ)
です。

「~」の部分に「場所」がくる場合、すなわち、「○○に行く、来る」または「△△にいる、ある」というような文章が後に来るときは「~에(エ/~に)」が、「~」の部分に「人」がくる場合は「~에게(エゲ/~に)」となります。

この、「人」がくるときに用いる「~에게」は、口語では「~한테(ハンテ/~に)」がくることもありますよ(「アンテ」と発音されることもあります)。

なーんだ、簡単! ……そうなのですが、一方で、「旅行に行く」、「出張に行く」、「友達に会う」、「地下鉄に乗る」は、同じ「に」でも、「~에」や「~에게」のは使われないのです。
 

韓国語「てにをは」の使い方2:~を

学習
「バスに乗ります」が、「バス乗ります」!?
「ビビンパ食べます」「テレビ観ます」などの、「~を」にあたる助詞は、「~을/를(ウル、ルル/~を)」ですね。「~을/를」の「~」の部分に来る言葉が、パッチムで終わる場合は「~을」が、パッチムで終わらない場合は「~를」がきます(パッチムって何? と思ったら、こちら)。

さて、この「~을/를」は、下記のような文章で使われます。日本語の「~を」以外にも使うようですよ。早速見てみましょう!

1.「ビビンパ食べます」
2.「テレビ観ます」
3.「韓国語勉強します」
4.「旅行行きます」
5.「出張行きます」
6.「友達会います」
7.「地下鉄乗ります」
8.「スミさん好きです」

あれれ? 「~を」だけでない助詞もあるけれど……。実は、これらを韓国語で書くと、

1.「비빔밥을 먹어요」(ビビンパブル モゴヨ)
2.「텔레비전 봐요」(テレビジョヌル パヨ)
3.「한국어 공부해요」(ハングゴルル コンブヘヨ)
4.「여행 가요」(ヨヘンウル カヨ)
5.「출장 가요」(チュルチャンウル カヨ)
6.「친구 만나요」(チングルル マンナヨ)
7.「지하철 타요」(チハチョルル タヨ)
8.「수미 씨 좋아해요」(スミシルル チョアヘヨ)

となります。1~3までは、日本語でも「~を」が来る文章なので、ピンと来ると思いますが、問題は4以下の文章。つい日本語の感覚で考えてしまい、「-에」、「-에게」、「-이/가」などの助詞を使ってしまいがちなのです。

こう覚えましょう。「旅行、出張に行く」ときは「~을/를」がきて、「여행을 가요」、「출장을 가요」となる。そして、「만나다(マンナダ/会う)」、「타다(タダ/乗る)」、「좋아하다(チョアハダ/好き)」の直前に来る助詞は「~을/를」である、と。これはもう、そういうものだと思い、例文を繰り返し口に出して練習し(←とても大切!)、身につけていくしかありません。

それでは次に、「私は」や「私が」の「は」、「が」にあたる助詞、「~은/는(ウン、ヌン/~は)」と、「~이/가(イ、ガ/~が)」を見てみましょう! 日本語と全く同じ感覚で使えるのでしょうか? 
 

韓国語「てにをは」の使い方3:~は・~が

「名前が何ですか?」……話しかけるときは、「~이/가(が)」が来るみたい。

「名前が何ですか?」……話しかけるときは、「~이/가(が)」が来るみたい。

「チョヌン ○○ラゴハムニダ(私は○○と申します)」という自己紹介の挨拶で、「チョ」が「私」、「ヌン」が「は」と覚えた方は多いかも知れませんね。そう、日本語の「~は」にあたる韓国語は「~은/는(ウン、ヌン/~は)」です。パッチムがある単語に付く場合は、「~은(ウン)」が、パッチムのない単語に付く場合は、「~는(ヌン)」となります。
 
  •  사토라고 합니다.(チョヌン サトラゴ ハムニダ/私は佐藤と言います)
 
  • 비빔밥 맛있어요.(ピビンパブン マシッソヨ/ビビンパは美味しいです)


などですね。そこで、ついでに日本語の「~が」にあたる助詞「~이/가(イ、ガ)」もみてみましょう。パッチムがある単語に付く場合は、「~이(イ)」が、パッチムのない単語に付く場合は、「~가(ガ)」が付きますよ。
 
  • 그 여자 사토 씨예요.(クヨジャガ サトシ エヨ/その女性が佐藤さんです)
 
  • 이 집은 비빔밥 맛있어요.(イジブン ピビンパビ マシッソヨ/この店はビビンパが美味しいです)


と、ほぼ日本語の「~は」と「~が」の使い分けの感覚をもって用いることができます。このあたりが、私たち日本語話者が韓国語を学びやすい理由の一つです。しかし、残念ながら100%同じように用いることができるわけではありません。大きく分けて2つ、韓国語には以下のような特徴があります。

●「이것이 무엇입니까? (イゴシ ムオシムニカ/これはなんですか?)」、「나이가 몇 살이에요? (ナイガ ミョッサリエヨ/歳はいくつですか?)」など、疑問文には、「~이/가(イ、ガ)」を用いることが多い。
●「저기……、이름이 무엇입니까? (チョギ……イルミ ムオシムニカ/あの……お名前は何ですか?)」など、会話の最初や話題を提供するときは、「~이/가(イ、ガ)」を用いることが多い。

この2つの例外を抑えておけば、大丈夫ですよ!

いかがでしたでしょうか。今回は、日本語と韓国語が似ているからこそ間違えやすい「てにをは」-「助詞」を取り上げてみました。まだいろいろありますよ。


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