「誰から、何が」をたずねる
チェーンをかけたまま開ける |
「誰からか」をたずねて、知らない名前なら問題があります。「住所」「電話番号」まで訊いても分からなければ、受け取る必要があるかどうか疑問です。原則として、「覚えの無い荷物」は、家族全員にたずねて分かるまでは受け取らないほうが無難です。
■ドアチェーンをかけたまま■
それでも、玄関ドアを開ける場合は、まず必ず「ドアチェーン」をかけたままで応対しましょう。チェーン越しに受け取れるものはそうして受け取り、安全を確認できたらドアを開けるか、いったんドアの前に置いてもらい、受け取り伝票を預かって捺印やサインをして返し、配達員が去ってから取り入れるようにしましょう。
■集合住宅の宅配ボックス利用■
集合住宅で「宅配ボックス」がある場合は、たとえ在宅中でも、宅配ボックスに入れてもらうように不在を装ったり、「手が離せないので」と断って、宅配ボックスに入れておいてもらうのも手です。不在の場合は「不在票」を残してくれますから、後で日時指定をして届けてもらえば安心です。
■子どもには受け取らせない■
大人ですら危険なのですから、子どもにドアを開けさせたり、荷物を受け取らせたりするのは非常に危険だといえます。子どもだけで留守番中に荷物が来た場合は、絶対にドアを開けないように言い聞かせておきましょう。不在票を残してもらい、やはり電話で日時指定をして再配達を依頼しましょう。
■『安全は 一手間かける 心がけ』■
いずれにしても、「玄関ドアを開ける」という行為は、危険を招くおそれがある、という認識を持って、不意にやって来る人物には、たとえ「宅配便です」と言われても、簡単にドアを開けない警戒心を持つといいでしょう。
対策を何もしなければいつでも危険が待ち受けています。「誰から何が来たかをたずねる」「いったん不在を装う」「家族に確認してから」など、安全のためには、いつでも「一手間かける心がけ」を忘れないことです。
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